ホメオパシー的予防 新装版―ホメオパシーで子どもの病気と感染症を安全に予防する (由井寅子のホメオパシーガイドブック 6)

著者 : 由井寅子

• ホメオパシー出版 (2007年6月10日発売)

感想・レビュー・書評

[iemonさんの感想 · 2010年10月25日]

ホメオパシーは賛否両論である。信じるも八卦だ。科学頭では到底理解し得ぬ学問なのかも知れません。ホメオパシーとは毒でもって毒を制する考え方で、原因物質を震盪希釈し、科学的に100％成分は検出されないんですが、記憶が稀釈水に残る。その記憶で病気の根本を治そうと言う方法です。その記憶は砂糖粒に移され、レメディとして服用します。薄まれば薄まるほど、震盪するごとに威力が倍加される。面白いですね。で、副作用は無いのが魅力の一つでもあります。強いて言うなら使う側の問題か。何でもホメオパシーで治そうと意地になると使い方を間違って要注意です。ワタシは息子に虫刺されのレメディを使ってますけど、すこぶる効果があって、ホメオパシーを頼って良かったと思う事例です。こういうちょっとした不調にはスゴい効果を発揮します。重い症例ですと個人では、または未熟なホメオパスでは対処し切れないですね。西洋医学を頼るべきか(抗生物質や血清、手術が必要だったり)は、素人判断では危険。さて、この著者は日本で一番有名なホメオパスであり、日本ホメオパシー業界の長でもありますとら子先生。たくさんのホメオパスの育成に尽力されております。この本は子供用のホメオパシー指南書。詳しく症例と使用するレメディの解説がなされています。なかなかホメオパシーに触れていないと理解しにくい言葉や考え方がありますが、お子さんが居てホメオパシーを始められる方には１冊お持ちになると良い本です。でもまず、ホメオパシーを利用されるなら、お近くのホメオパスへ相談に行きましょうね。

著者プロフィール

――ホメオパシー療法――
英国ホメオパシー医学協会名誉会員＆認定ホメオパス。日本ホメオパシー医学協会会長。ロイヤル・アカデミー・オブ・ホメオパシー学長。1996年より日本でのホメオパシーの普及とプロ療法家の育成に尽力、日本のホメオパシーの礎を築いた第一人者。現在、斬新な三次元処方を駆使した高い治癒率が世界的に注目を集めており、国際舞台でも活躍している。監修書に『イラストでわかるホメオパシー』(産調出版)ほか、『ホメオパシー in Japan』『インナーチャイルドが叫んでる！』（いずれもホメオパシー出版）など著書も多数。

「2010年 『ホリスティック　家庭の医学療法』 で使われていた紹介文から引用しています。」