創業者が創業にいたる思いをまとめた本。
ドトールの鳥羽さん、アドウェイズの岡村さんの弟など興味深い内容ではある。
以下抜粋
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・店舗展開にとって最も大事なのは「立地選択」と「お客様の立場にとって店を作る」
・ファーストフードの店に生花を飾るなどということする店が無かったときにそれを飾り、お客様の喜ぶことを形にしていった
・社員が働きたくなる会社を作る、条件を作る。それを繰り返して人を育てていくうちに社員のレベルも上がっていく。
・日本の伝統的な企業の発送では、来年度の目標を設定する際、去年より5~7.5%など実行可能な範囲に目標を置く。
・若者が就職先を決めるとき、収入や条件を基準にせず学べることを最優先とするべき。
・リーダーは強い精神力を持ち、日々当たり前に慣れない、人が気づいていないことに気づき、それをスピードと熱意を持って徹底してやるという態度が共通している。
・新しい製品やライフスタイルを提案してきたトップたちは、コストから週品価格を出すのではなく、自分が客だったらこの値段を払う、という客側の立場にたって物事を考えるのだ。
・時間を有効に使うためには目的を持ち、そこから逆算することも有効
・アドウェイズでは目標を立て、その50%が達成できなければ撤退いうルールがある。引き際が大切、やめるルールも作っておくことが必要。
・お客様が価値を感じるものを全てパッケージする一方、価値を感じないものは届けない。つまり自分のビジネスの中に含めない決断をしておく。
・既存の「読みやすい」マーケットではなく、これから変化していくだろうマーケットにおいて、新しい価値を提供していく。それがお客様に認められたならば大きなリターンを結果として獲得できる。
・安田氏のストレッチという言葉。大切なのは一つのゴールを到達した場合に、次のさらに高いゴールを目指して動き続けていく行動パターンを取れるかどうかが企業家にとっては非常に大切。
・武田信玄「六分、七分の勝ち」
勝利は6割、7割に留めよ。8分の勝ちは危うし。9分、10分の勝利は将来の大負けの下作りなり