僕は本をつくりたい。

著者 :
  • ノンカフェブックス
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本棚登録 : 56
感想 : 13
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  • Amazon.co.jp ・本 (231ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784990530310

作品紹介・あらすじ

たった一店舗から始まり広まった本が、メジャーデビューになった作者が本のつくり方、売り方の極意、伝授します。

感想・レビュー・書評

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  • 個人で出版レーベルを作った、体験記です。色々なことが個人でもできるようになっているのがよく分かりました。ただし流通(取次)が最大のネックで、どんなに良いものができても流通しなければどうしようもない、ということも分かりました。著者は扱ってくれる書店を少しずつ増やしていきましたが、タイミングがよかったというような記述も散見されます(=全員が同じやり方で成功するわけではない)。自分で何か作る場合、流通させないZINEを作って置いてくれるところを探すのも一つの方法でしょう。

  • 音楽でインディーズというのは、よく耳にするけれど、出版業界ではあまり聞かない。

    でも、作者の荒木スミシさんは自分でオフィスをつくり立ち上げてしまった。これって、すごいことだと思う。

  • なにか、忘れていたものを思い出した。この本がきっかけで、小説を書こうと思った。

  • まさか自分が本の表紙になるなんて。
    この写真はとっても大切な思い出のひとつ。
    読んでるとそのときの匂いとか会話とか思い出して懐かしい。

    本だけじゃなくてなにかを作りたい人に是非読んでもらいたい本。

  • 片田舎の小さな出版社を営みながら自身の本を生みだす新しいタイプの作家・荒木スミン。本を愛する気持ちにあふれた生き方で、ミシマ社と同じ香りがする。ただ、全体としてまとまりに欠ける構成。

  • この人は本当に凄いなぁ。荒木スミシという人物が好きだ。自分自身「本を作りたい」という衝動がある分、リアルな体験記と思いが参考になり勉強になった。夢を追う衝動。創るという行為。今の自分の危機感の欠如。「創る」とは「生きる」ということ。自己啓発本とも取れる勇気をくれる本だ。

    ただ、要らないタイミングで自分の本を宣伝したり、病気の説明や、無駄なページの作り方が、少しセコく感じました。あれは「あえて」ではない。

    作中名言「暗闇の時には死にたいと思うこともある。人生は結果だとも言えるけど、どうやって時間を過ごすかという過程でもある。一番幸せなのは、今作っているという途中経過の時間なのかもしれない。どこか生きているということと、作っているということは繋がっている。逆に言えば、作り続けようということは、生き続けようとしていることです。そうゆう人間になりたい。」

    「たとえ一行でもいい。その言葉が一生励まし続けるものを探したい。」

  • この作者の行動力があれば何でもできそうです。
    読んでると凄く勇気が沸いてきますね。
    某書店でピックアップされてたのでついつい買っちゃいましたが本を売るには書くだけじゃダメだ、営業っていう仕事の大変さと重要さを改めて感じさせられました。

  • 丁寧に本を書き 人の手に届けるために 本屋を廻ったり ビラを配ったり 病気になったけど また本を書いてます 出版社も作りました けもの道を行く ぬくもりという名のけもの道を そんな感じの本

  • 単純な成功体験記では無くて,本を書いた後の地道な営業と失敗が語られている。
    本は書いたら終わりではなくて,その後もお客さんの手に渡るまで様々なプロセスがあるのだと言うことを意識させられる。
    真似できないやと思うかもしれないけれど,印刷屋さんの失敗を成功に変えたり,返本を再生本として復活させたりとか,何とか知恵を絞ってちゃんにしようとする取り組みは分野は違っても,真似したいなと思う。

  • やっぱり何よりも行動。ネットで好きなだけ配信できて、好きなものだけを選べる今、こういう小さな出版社でやるのもありなんだな。選択肢が増えて色々な挑戦ができるようになった。今は行動力の時代なのかな。自分は本は作るよりも選んで売りたい方だな。

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