- Amazon.co.jp ・本 (265ページ)
- / ISBN・EAN: 9784990806705
感想・レビュー・書評
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自然遊び、ビジネス、そして人生おいて私にとっての「自己啓発書」となりえる一冊でした。
マイペースに充実して生きるのもありだけど、もっとチャレンジにこだわった生き方のほうがより充実した人生を送れるのかもしれない。
また、震災のコラムにあった、スコップ片手に強い意志でもって現地へ向かうガッツと熱い思い、そんな「決断力」と「行動力」、自分も年半ばながらまだまだなところがあって、もっとしっかりしなければならないなと実感した。
そういったことをふと考えさせてくれる一冊でした。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
非正規雇用で、創業者のみが、莫大な利益を享受するソフトバンクやユニクロと真逆の家族経営を目指すモンベル。小規模ながら、世界一老舗が多い日本的経営の良さで、勝利して欲しい。
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モンベルを創った辰野さんの著書です。アイガー北壁日本人2登、カヤックで黒部川源流部~河口を初下降するなど数々の経歴、そして彼の想いや人生観などが綴られています。巻末の対談も興味深く、分厚いハードカバーの本ながら、ライトに読み進められる一冊です。
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モンベル創業者・辰野勇氏の自伝的エッセイ集。同時期に刊行されたヤマケイ新書「モンベル 7つの決断 アウトドアビジネスの舞台裏」はビジネス寄り、こちらは辰野氏本人の冒険譚と思想に寄った本であるらしい。
ただ、あまり編集が効いていない印象で、全体的に散文的でまとまりがない。章の間に挿入される“辰野語録”もそれほど深みは感じなかった。巻末の対談もいずれも初対面(?)という感じで雑談に終始しており、テーマの掘り下げが弱く、提言もあまりない。
きっと著者の人生は波乱と挑戦に満ちたものだったのだろうけれど、文章にそれが現れていないのが残念。ビジネス面のエピソードを譲ったというヤマケイ新書のほうがおもしろいのかもしれない。