日本の川を旅する (mont‐bell BOOKS)

著者 :
  • ネイチュアエンタープライズ
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本棚登録 : 74
感想 : 5
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  • Amazon.co.jp ・本 (312ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784990806781

感想・レビュー・書評

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  • 作家の野田知佑さん死去、84歳:時事ドットコム
    https://www.jiji.com/jc/article?k=2022033001286&g=soc

    井本文庫|野田知佑『日本の川を旅する』 | 遅いインターネット
    https://slowinternet.jp/article/imotobooks15/

    モンベル | オンラインショップ | 日本の川を旅する
    https://webshop.montbell.jp/goods/disp.php?product_id=1991009

  • 日本の川を旅する : カヌー単独行
    野田知佑 著
    講談社, 1989.7

    亡くなられたことを知り、むかしのエッセイを図書館で探す。書かれた80年代から、日本の川はどう変わったのかな、とも思う。

  • モンベルから新装版として出た、野田知佑さんのデビュー作。
    巻頭に一文と、40年後に同じ川を下っての一文が新たに入っています。
    今読むと、長良川の河口堰が実際に出来てしまったりして、悪化しているところはあるけれど、多摩川などの都市部の川が軒並みきれいになって改善している所もあります。
    浄化槽や浄水場の著しい技術革新で奇麗な川が戻ってきているのは本当に喜ばしい事です。

    この頃はバブル前夜で、果てしなく世の中の景気が上がり続けるのではないかと思われた時代で、何よりも利便性や発展が尊いともてはやされていました。
    僕の遊んでいた川や用水路もコンクリに覆われて、魚が沢山いた場所も直線的な川にされたりした時代でした。子供心に去年いい釣りができた場所が今年は潰されたのを見て、茫然とした時に事が思い出されます。

    この本の中では、地方の川での人との触れ合いの優しさがとても滋味深いです。これは自分で体験したのでよく分かりますが、人と関わる事でその場所が自分の中に沁みこんでくるような感覚がありました。
    この本からスタートして、僕の人生を徐々に変えていった野田知佑さん。新装版は字も大きくなっていて、年を経て目が悪くなった僕にも読みやすいです。
    彼も年をとりましたが、僕もその分おっさんになりました。この本に出合えて本当に良かった。人生一番のお気に入りです。

  • ふむ

  • 野田さんが死んじまった。
    この本を読まなかったら、四万十には行かなかっただろうし、カヌーも乗らなかっただろう。
    建設省と戦って良いなんて思いもよらなかった。
    焚き火して、コーヒーにウィスキーいれて静かに呑もう。

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著者プロフィール

熊本県生まれ。早稲田大学文学部英文学科卒業。在学中、ボート部で活躍。卒業後ヨーロッパを放浪。帰国後、高校の英語教師、旅行雑誌の記者を経て、エッセイストに。傍ら、カヌーによる川旅に打ち込む。これまでに日本の一、二級河川約200を漕破。さらに北米、ニュージーランド、ヨーロッパにまで活動範囲を広げている。長良川河口堰問題や川辺川ダム建設反対運動、吉野川可動堰問題などにかかわり、講演などを行う。

「2008年 『イギリスを泳ぎまくる』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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