長袖とヘッドフォン

著者 :
  • エンジェルパサー
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本棚登録 : 13
感想 : 3
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  • Amazon.co.jp ・本 (240ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784990896966

感想・レビュー・書評

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  • 加藤勝『長袖とヘッドフォン』エンジェルパサー 読了。地元作家による短編集。誰しも日常の中で抱える生きづらさ、それが生きる糧に変質していく瞬間を周到な構成で描写する。個人的には5本目が好み。一筆箋の「献辞」、ありふれた内容ながらかなり不意を打たれる。著者にサインでも求めに行こうかなw

  • 図書館の職員お勧めコーナーに飾られていた本だった。タイトルが幼かったので学生向きかな?って思っていたが、なんとなく気になったので手にして読んでみた。
    元々短編物は好きではない。いろんな感情を溜めて溜めて一気にラストで吐き出したい、そんな読書スタイルが好きなので短編と聞くとどうしても手を出しにくくなるのだが、ほんのタイトルとなった短編第一話があまりに心に響いたので残りの話も一気に読めた。清濁併せ吞むような物語ばかりで鬱だの病んだだのばかりの昨今の小説の中で、この小説は仄かな明かりを灯してくれた。冬の寒い部屋の中で読むと心温まるような気になれた。

  • 宴会場のバイト、障害、盛岡、宮古、震災、岩手、いろんなことが考えさせられて思い出させられて、ぐっとくる短編集だった!

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