- Amazon.co.jp ・本 (32ページ)
- / ISBN・EAN: 9784990951627
作品紹介・あらすじ
「たべること」は、いわうこと、なかよくなること......。
あなたの「たべること」は なんですか?
実穂ちゃんの毎日は、たくさんの「たべること」で、できています。
タイからやってきた友だち、家族みんなで世話をした田んぼ、仕事をしながらの一人暮らし、思いがけない再会......。た
べることは生きること。人生の様々な場面で 人はたべることによって 通じあっていくのではないでしょうか。
一人の女の子の成長を見つめながら、いのちのつながりを感じる絵本です。
感想・レビュー・書評
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人の一生と食べること。命を繋ぐこと。とても大切なことをシンプルな言葉で描いた絵本。ただ子供にはつまらないようで大人向けかな。
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大人がグッとくる絵本です。
文章はいたってシンプル。
「たべる たべる たべること」の繰り返し。
ただ、絵をよく見ると…。
絵を読み解く絵本です。
文章よりも情報が詰まっていました。
たべることとは、ただ食物を口へ運び、消化するだけではない。
人生のさまざまな場面で、重要な役割がある。
家族とたべるとき、友だちとたべるとき、ひとりでたべるとき、愛する人とたべるとき。
大人への贈り物としてもいいなあ、と思いました。 -
食べることは…。シンプルな言葉の裏で
女の子の成長を語る絵。
細かい設定に気がついたとき、嬉しくなる。 -
毎日当たり前だけど
食べることとは? -
たべる たべる たべること
たべることは 〇〇〇こと
あなたなら、〇〇〇に何を入れますか?
子供向けの絵本にしておくにはもったいないくらい(と言ってはこどもに失礼ですね)、〇〇に入る言葉と描かれる素敵なイラストにじーんと感じ入り、最後には感動してウルウルしてしまいました。
食べることはまさに、生きることなんですね。
「いのちを育む、祝う、なかよくなる、分かち合う、労う、寛ぐ、いのちをいただく、自分をつくる、毎日を生きる、感謝する、故郷を語る、楽しむ、愛を伝える、絆を結ぶ、癒やす、偲ぶ、そして、いのちをつなぐ…」
どれひとつとして無駄がなく、納得し、そしてハッと気づかされるものでした。
〇〇に入る動詞は時として、手に取るかもしれない幼児には難しいかもしれませんが、可愛らしい絵柄がそれを補い、また日本語の美しさも感じさせてくれるように思います。やはり、こどもにこそ手に取ってほしい絵本なのかもしれません。
「自分をつくる」や「毎日を生きること」にグッときて、「愛を伝えること」からあとは感動しかありません。
「偲ぶこと」、ふと、何十年も昔にあった祖父の葬式後の直会を思い出しました。
食べることは体に栄養を取り入れる儀式であると同時に、人と人とを繋げる場でもあり、人生のあらゆる通過儀礼にも通じるのだと思います。
なんだか妙に感動してしまった一冊です。 -
食べること‥当たり前すぎて何も考えていなかったが、
この本を読んで改めて食べることの大切さを学んだ。
笑顔と共に!