週休3日宣言: 水曜どうでしょうハウスにこもって考えたこと (どうで荘文庫)

  • 烽火書房
4.25
  • (8)
  • (5)
  • (2)
  • (1)
  • (0)
本棚登録 : 60
感想 : 6
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (186ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784991116018

作品紹介・あらすじ

水曜どうでしょうディレクター陣、初めての試み。 2020年、それぞれの「緊急事態」を、部数限定の本にまとめました。

・緊急事態宣言発令。藤村、嬉野は「その時、何を考え、どう過ごしたか」
・水曜どうでしょうハウスにこもって悟った「これからの働き方」「休み方」
・還暦を過ぎて「感染症への恐怖」にとことん向き合った
・水曜どうでしょう最新作のネタバレなし裏話
・自粛か、配信か…キャラバンを巡るエンタメ・コンテンツ論 ・巻頭16ページ、カラーグラビア付きの永久保存版

考えることもちがう、こもる場所もちがうーー。 それでも「同じ景色を見ている」二人の緊急事態。

「あの時はビックリしましたね」「われわれにも温度差あったもんね」 ときに驚き、ときにすれ違いながら、たがいを理解していく旅路を追う。 ドキュメンタリーのような本ができました。

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • どうでしょう班のディレクター陣、
    嬉野雅道と藤村忠寿の新作。どうやら規模の大きな自費
    出版で、サブタイトルは「水曜どうでしょうハウスにこ
    もって考えたこと」。

    昨年の緊急事態宣言発令の後、YouTubeチャンネルの
    『藤やんうれしーの水曜どうでそうTV』にて突如配信が
    始まった「水曜どうでしょうハウスで野鳥観察の刑」。
    我々がステイホームを余儀なくされた時期、自らの番組
    企画で建設された北海道・赤平のツリーハウスに巣ごも
    った藤村Dと、それを見守った嬉野D。彼らの【緊急事態
    宣言】に対するスタンスと、これから変貌せざるを得な
    い【働き方】に対する考え方が記載されている。

    誤解を恐れずに言えばある種の自己啓発書。
    降って湧いたような危機を逆手に取り、働き方に対する
    考え方を新たにすべき、もともと仕事は「量」よりも
    「能率」が重要で、少ない労働時間で大きな「成果」を
    上げるのが大事。テレワークの導入でそれがもっと顕著
    になる筈だ、という感じか。

    単純に、すげぇ人たちだなぁ、と思う。
    逆にこういう考え方が出来なければ「水曜どうでしょう」
    をとんでもないレベルのオバケ番組にすることは出来な
    かったし、会社員をやりながら好き勝手ができる、とい
    う最高の立場を手に入れることは出来なかった筈。

    本来僕ははこういう類の本は斜めに構えてしか読めない
    のだが、さすがに今回はいろいろ共感したし、今後のヒ
    ントになる言葉をたくさん貰った。どうやら今年中に
    【下巻】が出る模様。それも絶対に買い逃がさない、と
    心に決めた次第。

    だけど一つだけ、僕は彼らよりも先に気付き、それを上
    回るカタチで実行していることがあった。
    僕の場合、「3日働いたら4日休め!」(^^;)。もちろん
    完全に実践出来ているワケでは無いが、独立後はコレを
    心がけることで精神が病むことは少なくなった気がする。
    上回っている点は1日休みが多いこと(^^;)。
    勝ったな、コレは(^^;)。

  • 藤村さんパートは熱量は高くて、主張は絞り込まれてる。嬉野さんパートは熱量高くて主張も多く、うなずける点が多かった。対談パートは熱量低めで主張もあまりない印象。

    98ページ
    『水曜どうでしょう』は、本音を全部さらした上で、あえて建前の言葉をぶつけ合う、高度なコミュニケーションによる番組です。
    →ハイコンテキストで場の合理性や実利を得るのは、とても良いと思う。私も真似したいけれど相手があることなので実践できていない。

  • それっぽくやる。スキルが仕事力ではない。
    まさに。仕事してるように振る舞ってる人って結構いるんですよね。本当は2〜3時間で終わる仕事を、8時間使うとか。そんな人達がテレワークに切り替えたら会社は信用できないわけで、結局テレワークが定着しない。
    読んでて、そうなんだよ‼︎って思うことが結構あったし、気持ちを代弁してくれてる‼︎って思った。

  • 今の自分にはすごい刺さった。
    救いでもある。

  • コロナ禍で自粛している日々は、自分の生き方を見直すきっかけになった、けど、その作業は簡単な事ではなくて。なんとなくバラバラとしていた思考が、この本を読んで、シンプルに明確に、整理できるような気がした。
    一番心に響いたのは、お2人が他人に振り回されず他人のせいにもせず、自分の頭で考えて判断している生き方は共通して一貫している、というくだり。
    簡単そうに見えて、とても難しい。
    そんな人間でありたいと強く思う。

    何度も読み返して、これからの生き方の道標にしていきたいと思える良本と出会えた。

  • 読んだ。これが正解かどうかは別だけど、自分で考えて動ける人がこれからは必要になる。
    で、こんな人に引っ張られてはいけな

全6件中 1 - 6件を表示

著者プロフィール

HTB(北海道テレビ)のスペシャリスト エグゼクティブディレクター。1965年愛知県生まれ。北海道ローカル番組でスタートし、人気が出て全国で放送されている「水曜どうでしょう」チーフディレクターで、番組ナレーターも務める。番組内の面白トークで大人気に。「水曜どうでしょう」は1996年~放送・現在も不定期放送され、DVDや関連書籍も多数。当時大学生で無名の大泉洋を起用し、その才能を開花させる。

「2020年 『水曜日のおじさんたち』 で使われていた紹介文から引用しています。」

藤村忠寿の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×