Closing Time

アーティスト : TomWaits 
  • Elektra / Wea (1991年1月11日発売)
4.10
  • (24)
  • (7)
  • (16)
  • (0)
  • (1)
本棚登録 : 90
感想 : 11
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・音楽
  • / ISBN・EAN: 0075596083621

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 久しぶりにClosing Time聴いている。トム・ウェイツは地味に好きである。どの曲も静かなイントロからはじまり、しっとりと優しい子守唄みたい。豊かな曲たち。どうしようもない夜にお酒飲んで酔っ払ってこれ聞きたい。きっと明日も生きてみようとおもうのだろう。そうでなくたってこんなに泣かせる。

    (20130622)

  • "Rain Dogs" でトム・ウェイツデビューした私、このアルバムを聴いたときの驚きは忘れられません。まず声がきれい。そしてエキセントリックさがあまりなく、とっつきやすい名曲ばかり。
    1曲め"Ol' 55"のイントロのピアノと最後の"Closing Time"、どちらもため息が出るほど美しくて、引き込まれるように聴き始めて、うっとりして終わる感じ。とても素晴らしいアルバムです。
    これを聴いてからしばらくの間、彼のアルバムを買いあさって彼の音楽ばっかり聴いてました。

  • 眠れない夜や
    夜勤明けの帰り道に
    無性に聴きたくなるんです、コレ(笑)


    当時24歳の若さだったとは思えない
    成熟した大人な完成度。

    ブルース、ジャズ、カントリー、ワルツ等を
    良い塩梅に溶かし込んだ、
    ギターとピアノを主体にした
    ノスタルジックかつ
    叙情的なサウンド。


    労働者階級が地を這うように生きる
    ロサンゼルスの夜の生活を、

    まるで映画のワンシーンのような
    情景が浮かび上がる
    切なさと
    ロマンチシズムで描いた
    リアリティのある歌詞。


    彼のトレードマークである
    独特なしゃがれ声は、
    このアルムでは
    まだ見られないし(笑)
    青臭さくもあるんやけど、

    妙に心に沁みる
    あたたかさや
    体温を感じる作品なんですよね。



    イーグルスのカヴァーにより
    一躍トムの名を世間に知らしめた、
    夜明けのハイウェイソング
    『Ol'55』


    バーで恋に落ちた男の
    ときめきと葛藤を歌った
    アコースティックなナンバー
    『I Hope That I Don't Fall In Love With You』


    むせび泣くトランペットが印象的な
    妖しいナンバー
    『Virginia Avenue』


    軽快でいて愁いのある
    弾き語りナンバー
    『Old Shoes (& Picture Postcards)』


    ジャジーでロマンチックな
    『Midnight Lullaby』


    40年越しの大人の恋を歌った
    美しいピアノの調べ
    『Martha』


    メランコリックな
    ピアノの弾き語りナンバー
    『Ice Cream Man』


    路地裏のうす汚れたピアノバーへ
    心はトリップする
    切々と呟くようなバラード
    『Grapefruit Moon』

    など、トムのアルバムの中では
    一番聴きやすいし
    ゆったりとした1人の時間を大切にする人であれば
    誰にでもオススメします。

    是非是非
    歌詞を見ながら、
    情景をイメージしながら、
    どっぷり浸って欲しい傑作です。


    お酒のお友にも
    ピッタリ(笑)

  • 素敵だ。

  • 【酔いどれ詩人、Tom Waitsが酒呑み達に送る珠玉のバラード】


    今回は、久しぶりの新譜をリリースした、アメリカを代表するアーティスト、Tom Waitsの若き頃の大名盤とされる、"Closing Time"をレビューしたい。

    彼のことを『酔いどれ詩人』と名付けているが、このあだ名がしっくりくる。彼の作品は酒を飲みながら聞きたいと思うのは私だけに限らないと思う。

    トム・ウェイツの作品の中であえてこれをレビューしたのには訳がある。彼の声がまだ若く、しわがれていない頃の、渋い声が聴けるから。本作以降アヴァンギャルドな作品となるのでもっとも取っ付きやすい点。だがわずか20代で作ったとは考えられない程、深みがある。夜の世界での様々な人間模様を彼の早熟なセンスで見事にまとめた一枚だ。

    初めての聞いた時から印象は今も変わらないが、夜も更けた時間に、町外れにあるひっそりとやっているバーで、このアルバムを聞きながら酒を飲むと、しみじみできるんじゃないかと思う。ジャケットも渋いが曲も名曲揃い。個人的にはDonald Fagenの"Nightfly"と並ぶ、バーで聞く2名盤に挙げたい。

  • 1973年発表のTom Waitsの1stアルバム。何度聴いても、当時23歳ってのは何かの間違いではないのかと思うくらい深いアルバム。この頃の彼の声が一番好きかも(もちろんクセのある彼の歌も好きですが)。あと、この作品を彩るピアノの音色が好きです。

  • 現在のスタイルに行きつく前の、シンプルなピアノ弾き語り形式のアルバム。

    まだ声が酒焼けしていない。

    タイトルとジャケット。

  • いちばん好きな人に送るとしたら? そうねえ、やっぱりこのアルバムになるかしら、といつかインタビューを受けたときに言おうと思っている1枚。

  • 映画『青の炎』にも出てくる
    切ない曲満載のデビューアルバム。
    これで酒が飲める。

  • 飲んだくれおやじの戯言

全11件中 1 - 10件を表示
  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×