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- / ISBN・EAN: 4988126200657
感想・レビュー・書評
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ハスが群生する水路を小舟が漕ぎ進む場面が印象的です。舞台は蘇州の名氏龐家。広大で迷路のような屋敷を歩き回る(時には駆け巡る)場面は「山猫」の大貴族邸を彷彿します。阿片に侵された龐家が漂わせる頽廃と狂気に人生を狂わされた人びとの群像劇です。時間の止まった蘇州とは対照的に上海は国際都市であり刺激に満ちています。激変する時勢も上海なら肌感覚でわかります。主要人物の3人が古都蘇州と魔都上海を行き来することで運命は急展開します。呪われた龐家に絡めとられた2人には未来を描けるはずもありません。映像も美しく、文句なしの名作です。
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蘇州、中国などを舞台とした作品です。
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レスリー・チャン主演を今借りるのって、なんだかなぁだったんだけど、借りてみた。本当は「ブエノスアイレス」が見たかったんだけど、なかったんだよ。ち。
辛亥革命前後の地方の名家の娘と、その母親の弟との、まぁ一つの悲恋ですかね。かなりメロドラマ。多分、中国的な時代劇なんだろうなと思いながら見てた。
レスリーは、特に男前っては思わないんだけど、時々、ものすごい色気がどーーーーんと。やっぱり、スターなんだねぇとつくづく思いました。
話のオチは、結構残酷だよな。うん。 -
色彩に目を奪われる。
二人ともがねじれた過去をもっていなかったら、幸せになれたのに、と思うと苦しい。 -
赤が印象的な映画。クリストファー・ドイルの仕事はすごいな。物語自体はじめじめしてるんだけど、チェン・カイコーの視点がどこか突き放した、乾いた風情なので見やすかったです。