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- / ISBN・EAN: 4988142084323
感想・レビュー・書評
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この時代からリドリー・スコットは、
女性の生きにくさや傷つきを描いているのだな。
傷ついた二人が意志を獲得していく果てが、
こんな終わり方だなんて。
ハーベイ・カイテル演じる刑事が、
二人に思い巡らせてくれていたのが唯一の救い。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
テルマとルイーズの今までの人生を想像すると、胸が締め付けられる思いです。
唯一、彼女たちを理解して守ろうとしていた刑事さんがいた事が救いです。
彼女達の笑顔が余計に悲しい映画でした。 -
結婚生活に息詰まっている主婦のテルマ(ジーナ・デイビス)と、彼女と高校時代からの親友であるウェイトレスのルイーズ(スーザン・サランドン)は、週末を利用して車でバカンスに出掛けた。しかし、その途中テルマが強姦されそうになり、ルイーズが相手の男を殺してしまったことから、ふたりの運命の歯車が狂い始めていく……。
リドリー・スコット監督が1991年に撮った、アメリカン・ニュー・シネマをほうふつさせる女たちのロード・ムービー。
アカデミー賞オリジナル脚本賞を受賞しているが、それだけでは評価が低いのでは? と思わせるほど、女ふたりの心意気が胸にしみる秀作である。
ジーナ・デイビス演じるテルマが親友のルイーズと週末旅行に出掛けることを言えないぐらい旦那にがんじがらめになっていることを丁寧に描くことで、テルマが男からレイプされそうになり男を射殺したことをきっかけにどんどん道を踏み外しアウトローになっていく展開が女性脚本家カーリー・クーリならではで説得力があり、テルマが亭主関白の旦那に電話で「あんたは私の父親じゃないわ!くたばれ!」と言い放つシーンやテルマとルイーズが言い寄ってきたトラックの運転手のトラックを吹っ飛ばすシーンなど男女問わずスカッとするはず。
逃避行の中で脇の甘いテルマとタフなルイーズが次第に同じようにタフな女アウトローになっていく展開とラストのふたりで崖を飛ぶシーンの痛快さが、印象的な傑作ロードムービー。
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リドリー・スコット作品だがロードムービーなので敢えて観ていなかった作品。いくらスーザン・サランドンとジーナ・デイビスが主演で、好きなハーベイ・カイテルが出ていても面白くなかった。リドリー・スコットがなんでこんな映画撮ったのかもようわからん。やはりロードムービーは体質に合わんわ。。
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別に破滅願望や自殺願望があるわけではないけれど…永遠に終わらない逃避行、現実に戻る必要もないし、ただ進むだけでいい、道連れもいる。最高だな
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リドリー・スコットの大げさなところが苦手なのかも。でもロードムービーとしては最高!模範!だけどちょくちょくいい人感というか、社会派な感じを出してきて、それが大げさなところと噛み合わなくてちぐはぐしてた。ルイーズの気持ちの揺れがすごくよかったな。お金を盗まれた時の涙もいいシーンだった。女同士ってこれよなって思う。
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名作
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観たの、本当に久しぶり。
暴力的なシーンが嫌いで避けていたけれど、好きな映画。
前半は主役の二人がでかいおばちゃんにしか見えないけれど、いつしか二人を応援していて、最後のタンクローリーを爆破するシーンはバックの青い空と二人がかっこよすぎる。
特に、テルマが後半、切れ気味になるのがいい。
そして、ブラッド・ピットの若さと言ったらない!
軽い悪役がぴったりだった。 -
今のところ私の中で洋画ナンバーワンかもしれない。おもしろいほどビッチなふたりに憧れすら感じる。ラストシーンは爽快感と切なさでいっぱい。
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爽快感抜群!二人の立場が入れ替わるのもおもしろいところ