ニュー・シネマ・パラダイス 完全オリジナル版 [DVD]

監督 : ジュゼッペ・トルナトーレ 
出演 : フィリップ・ノワレ 
  • PI,ASM
3.96
  • (79)
  • (39)
  • (84)
  • (0)
  • (1)
本棚登録 : 255
感想 : 57
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・映画
  • / ISBN・EAN: 4988126200725

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 多くのひとがベストに挙げる名作中の名作。
    トトになり切って楽しみたい作品。
    音楽もよかった!

  • 先日、久しぶりに観たくなり、LDを引っ張り出してきました。

    もう何度も観ているので、オープニングのベランダ越しに見える美しい地中海のシーン(このシーンもお気に入りです)を見ただけで、ストーリーが蘇ってくる感じがしますね。

    LDで3面構成なので、途中、2回も中断されるのはツライところですが、124分があっという間ですね。

    「アルフレード」の葬儀のシーンで、「アルフレードの奥さん」から「アルフレードはあなたのことが大好きだったのよ」と言われるシーンは、いつ観ても目頭が熱くなってしまいます。
    というか、観かえしてみると、最後の20分は目頭が熱くなるシーンが満載でしたね。

    特に印象深いのは、「アルフレード」の形見のフィルムがスクリーンに映し出されるシーンですね。
    カットされたキスシーンが連続するエンディング… キスシーンで泣けるなんてねぇ。

    それから、忘れちゃいけないのは「エンニオ・モリコーネ」の音楽。 
    これがムッチャ良い。この音楽があったからこそ、これだけの素晴らしい作品に仕上がったんじゃないかと思います。

    -----story-------------
    シチリアの小さな村にある映画館パラダイス座。
    そこで青春時代を過ごした映画監督「サルヴァトーレ」が、当時、慕っていた映写技師「アルフレード」の訃報を聞き、故郷に帰ってくる。
    そして、少年時代、青年時代の思い出に浸っていた「サルヴァトーレ」が受け取った「アルフレード」の形見には、映画への愛と「アルフレード」の想いがぎっしり詰まっていた……。
    -----------------------

    「ジュゼッペ・トルナトーレ」監督、弱冠29歳の作品なのですが、とても20歳代の監督が撮った映画には思えませんよね。
    次の作品「みんな元気」もそうですが… 「ジュゼッペ・トルナトーレ」監督って、きっと映画ヲタクなんだろうなぁ… と思います。

    3時間完全オリジナル版を劇場で観たことがありますが、ずいぶん印象の異なる作品に仕上がっていて、やっぱりオリジナル版のほうが格段に良い仕上がりですね。

    -----------------------------------------------------------
    監督: ジュゼッペ・トルナトーレ
    製作: フランコ・クリスタルディ
    脚本: ジュゼッペ・トルナトーレ
    撮影: ブラスコ・ジュラート
    編集: マリオ・モッラ
    音楽: エンニオ・モリコーネ
        アンドレア・モリコーネ (愛のテーマ)

    出演:
     フィリップ・ノワレ アルフレード
     ジャック・ペラン サルヴァトーレ
     サルヴァトーレ・カシオ トト(サルヴァトーレ・少年時代)
     マルコ・レオナルディ サルヴァトーレ(青年時代)
     アニェーゼ・ナーノ エレナ
     プペラ・マッジオ サルヴァトーレの母
     レオポルド・トリエステ 司祭
     アントネラ・アッティーリ 若き日のサルヴァトーレの母
     エンツォ・カナヴァレ パラダイス座支配人
     イサ・ダニエリ アンナおばさん
     レオ・グロッタ 劇場の案内人
     タノ・チマローサ 鍛冶屋
     ニコラ・ディ・ピント 広場をうろつく男

  • 制作年:1989年
    監 督:ジュゼッペ・トルナトーレ
    主 演:フィリップ・ノワレ、ジャック・ペラン、アニェーゼ・ナーノ、サルヴァトーレ・カシオ、マリオ・レオナルディ、ブリジット・フォッセー
    時 間:175分
    音 声:伊:モノラル、日:モノラル


    現在のローマ。
    夜遅く帰宅した映画監督のサルヴァトーレ・ディ・ヴィータは、留守中に母からアルフレードが死んだという電話がかかっていたことを知らされる。
    その名を耳にした途端、サルヴァトーレの脳裏には、シチリアのジャンカルド村での少年時代の思い出が甦るのだった。
    当時、母マリアと妹の三人暮らしだったサルヴァトーレはトトと呼ばれ、母親に頼まれた買物の金で映画を観るほどの映画好きだった。
    そんなトトを魅了していたのは映画館パラダイス座の映写室であり、また映写技師のアルフレードたった。
    パラダイス座には司祭の検閲があり、そのせいで村の人々はこれまで映画のキス・シーンを見たことがなかった。
    トトはいつも映写室に入り込む機会を窺っていたが、アルフレードは彼を追い返そうとする。
    が、そのうち2人の間には不思議な友情の絆が結ばれてゆき、トトは映写室でカットされたフィルムを宝物にして集めるのだった。
    しかしある日、フィルムに火がつき、パラダイス座は瞬く間に燃え尽きてしまう。
    そしてトトの懸命の救出にもかかわらず、アルフレードは火傷が原因で失明してしまうのだった。
    やがてパラダイス座は再建され、アルフレードに代わってトトが映写技師になった。
    もはや検閲もなく、フィルムも不燃性になっていた。
    青年に成長したトトは、銀行家の娘エレナに恋をし、やがて愛を成就させ幸せなひと夏を過ごすが、彼女の父親は2人の恋愛を認めようとせずパレルモに引っ越しし、トトは兵役についた。除隊後村に戻ってきたトトの前にエレナが2度と姿を現わすことはなかった。
    アルフレードに勧められ、トトが故郷の町を離れて30年の月日が経っていた。
    アルフレードの葬儀に出席するためにジャンカルド村に戻ってきたトトは、駐車場に姿を変えようとしている荒れ果てたパラダイス座で物思いに耽るのだった。
    試写室でアルフレードの形見のフィルムを見つめるサルヴァトーレの瞳に、いつしか涙があふれ出す。
    それは検閲でカットされたキス・シーンのフィルムを繋げたものであった。

  • 「キネマの神様」を読んで、内容をほとんど覚えていなかったのでもう一度観直そうと思っていた。アルフレードの形見のキスシーンをつなげたフィルムをぜひ観たくなったからだ。父親のいないトトにとってアルフレードは、父親であり友達でありかけがえのない存在だったと思う。だからこそ、30年も故郷に帰ることもしないでいられたんじゃないかな。独身だった所為もあるかも。歳をとった母親のことを考えたら、30年も帰らないなんて尋常じゃない。しかも社会的成功者になったわけだし、親孝行として帰省するほうが自然だ。それだけアルフレードはトトに影響力があったんだね。愛だなぁ、と思う。エレナのことは残念だけどアルフレードなりの考えがあったんだろう。名声もエレナも両方、手に入れられたらいちばんよかったんだろうけど、アルフレードが言うように、「人生は映画とは違うんだ。人生はもっと厳しいものだ」っていうことなのだろう。たしかにこの映画にこれがなかったら、ただノスタルジックな印象ばかりが残っていたかもしれない。

  • NUOVO CINEMA PARADISO
    1988年 イタリア
    監督:ジュゼッペ・トルナトーレ
    出演:フィリップ・ノワレ/サルヴァトーレ・カシオ
    http://n-c-p.asmik-ace.co.jp/

    私が映画館で観たのは91年にシネスイッチで上映された「3時間完全オリジナル版」のほう。トトちゃん可愛い!だけのテンションで観に行って、3時間版は思ってたより大人になってからの話のほうが長かったので若干がっかりつつ(こら)しかしラストシーンでは滂沱の涙。名作。
    (1991/11~)シネスイッチ銀座

  • 完全版は初めてみました。

    ………。

    元のが見たくなりました。

  • 完全オリジナル版になってから駄作に成り下がった。

  • 2号掲載 工大所蔵なし

  • 映画監督として成功したトトが故郷で映画館をやっていたオジサンの訃報を知り、帰る。実は恋人との仲を引き裂いてまで夢を後押しした彼との思い出や恋人との昔の恋が切ない、名作。

    ラストのたくさんのキスシーンがやっぱりいいなぁ。

  • 言わずと知れた名作。
    これも観なおしたい作品。

全57件中 1 - 10件を表示

著者プロフィール

映画監督・脚本家。1956年、シチリア生まれ。86年、『教授と呼ばれた男』で劇場映画の監督デビュー。『ニュー・シネマ・パラダイス』(89)でアカデミー賞、『明日を夢見て』(95)『海の上のピアニスト』(99)『題名のない子守唄』(2006)『鑑定士と顔のない依頼人』(2013)でダヴィッド・ディ・ドナテッロ賞受賞。2023年1月にモリコーネとのを組んだ『モリコーネ 映画が恋した音楽家』が日本公開。

「2022年 『エンニオ・モリコーネ 映画音楽術』 で使われていた紹介文から引用しています。」

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×