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- / ISBN・EAN: 4982509311138
感想・レビュー・書評
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若さ故にバカな事を沢山やってきて、全うな人生がまるでバカバカしいとでも。
薬に溺れ。
人生の大半を薬とお金に狂い。
でも彼はどんな時も幸せで。
欲しい物を全て手に入れ。
女も。
家も。
でも、その手段がたまたま薬物だったというだけであって。
破天荒で犯罪に手を染め続けた人生でしたが…どんな時も自分らしく生きた姿があり。
失い・取り戻す事の出来ない娘との時間。
無償の愛で娘を思い続け。
それでも生きる手段が薬物でしかなく。
果たす事の出来なかった約束は、彼の中での何よりの後悔ではないかと。。
仲間の裏切りにより投獄された彼ですが、思う存分人生を楽しんだのではないか?と。
奇しくもこの映画を手にした年は、彼が釈放されるであろうとは。。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
麻薬王となった息子を愛し続けたジョージの父親と、どんなに愛していても離れていったジョージの娘が対照的だった。ジョージを麻薬商売の世界へ付き動かしたのは、幼少期貧しさで不安定だった家庭を嫌う気持ちだったけど、自分が築いた家庭を失って心に残ったのは父親と過ごした楽しかった時間だった。つきなみだけど、大事なのはお金じゃなくて一緒にいること、だったんですね。で、刑務所でジョージが、暖房器具を売ってた父親に「暖房がないと人は生きられないもんね」的なことを言うシーン。自分が麻薬を利用して、いわば楽をして手に入れようとした「幸せな家庭」を、父親は社会の役に立ちながら、努力で守ろうとした。それをジョージが心から尊敬した瞬間であり、ジョージの人生を見守ってきたかいがあった、と思えた。ジェットコースター人生を観ているだけでも退屈しないし、「幸せな家庭とは何か」というテーマが作品に芯を通しているので深みも感じられる、いい映画だった。マイアミやメキシコの70年代感もたっぷり出ててよかった。
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伝説のドラッグディーラーの半生を描いた映画。どうしても麻薬絡みのシーンよりもカリフォルニアに辿り着いてからの楽しい時間を過ごしているシーンの方が印象に残るんだよなあ、こればっかりは好みの問題だから仕方がないかwアメリカが一番混沌としていた60-80年代の雰囲気と色彩をうまく醸し出していたテッド・デミ監督の早すぎる死が惜しまれる。
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劇場字幕鑑賞
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70年代の衣装がサイケで可愛い。ペネロペ・クルスはやはり美しい。しっかしいつも思うけどアメリカってドラッグの垣根が低いね、日本の比では無い。メキシコを食い物にしたのはアメリカかな、やっぱり。
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伝説の売人のお話。
レイ・リオッタの存在感が光る。 -
【あらすじ】 1970年代に若くして伝説のドラッグ・ディーラーとなった男ジョージ・ユングの波瀾の半生を家族や恋人との愛と葛藤を織り込み描いたドラマ。主演はジョニー・デップ、共演に「すべての美しい馬」のペネロペ・クルス。1950年代、マサチューセッツに生まれたジョージ・ユングは幼い頃、父の会社が倒産、貧乏暮らしを強いられた。やがて、ヒッピー文化が花開いた60年代、ジョージはマリファナの小売りに手を染め、すぐさまその商売の才能を開花させるのだった……。
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麻薬王ジョージ・ユングの事実に基づいた話。
力があるときは常に人に囲まれているが、落ち目になるとさっと皆去って行くというのは本当なのね、と考え深く。
それでも父親にはだいぶ救われたのでしょう。娘はその存在だけで。
でもラストはぐっときた、せつなくて。
本人はもう70代なのですね。 -
ジョニー・デップは何にでもなれるのだなぁと尊敬します。今回は麻薬密売人でした笑
麻薬の密売は決して良い仕事とは言えないのだけれど、この映画を観ると、そんな仕事もどこか楽しげで羨ましいような気もします。
まぁ、麻薬密売の仕事自体が面白そうだというよりも、一生懸命に、楽しげに、自由に、生き生きと人生を謳歌する登場人物に心惹かれてしまったのだと思います(´ω`*)
私も、人生をより楽しくするような素晴らしい仕事に就きたいです!(法を犯さない範囲で笑)
この映画の中で一番好きだったのは、エンディング!!
これまで奔放な青年期を過ごしてきた人物が、娘への愛情によって父親へと変わる。その愛は届くのか。
少し寂し気だけれど、非常に好みでした。 -
ジョージ・ユングの娘への思いや、父との関係がいい。
麻薬ディーラーの犯罪者ではあるけど、悪い人間とは思えない。
親父のレイ・リオッタもいいなぁ。
ただ、ペネロペ・クルスの吹き替えが…