リトル・ショップ・オブ・ホラーズ [DVD]

監督 : ロジャー・コーマン 
出演 : ジョナサン・ヘイズ 
  • アイ・ヴィー・シー
3.25
  • (0)
  • (4)
  • (7)
  • (1)
  • (0)
本棚登録 : 32
感想 : 5
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・映画
  • / ISBN・EAN: 4933672226873

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • THE LITTLE SHOP OF HORRORS
    1960年 アメリカ 71分
    監督:ロジャー・コーマン
    出演:ジョナサン・ヘイズ/ジャッキー・ジョーゼフ/ジャック・ニコルソン

    マシュニク店長の花屋で働くシーモア(ジョナサン・ヘイズ)は、ちょっと抜けてる青年。ドジばかりでクビになりかけるが、彼の育てていた突然変異の植物が客寄せになり店が繁盛、シーモアは同僚の美女オードリー(ジャッキー・ジョセフ)とも良い雰囲気に。しかしその植物はなんと肉食で、シーモアに餌を要求するようになり…。

    1960年のカルト映画。その後ミュージカル化され、さらにそのミュージカルが映画化されたり、今も舞台では人気の題材。こちらはミュージカルではなくストレートのモノクロ映画。お花はカラーで見たほうがきっと可愛いだろうなと思いつつ、肉食場面はあまりグロくても困るのでモノクロでちょうど良かった。

    基本的にはコメディホラーなのだけど、コメディ部分は現代人が見るとそれほど笑えないかも。シーモアはドジというよりちょっと知的に足りない人しか見えなくて、笑うわけにはいかない気持ちになってしまう。お母さんは普通に毒親。店長は怒鳴ってばかりでしんどいし、オードリーも天真爛漫とおりこして心配になるタイプ。犠牲者になるドSの歯医者の患者役で若き日のジャック・ニコルソンが出演。まだ若いのでそこまでキョーアク顔ではない(笑)

    食虫植物が巨大化したら当然餌も巨大なものが必要になるわけで、その発想自体はとても面白い。花が咲くとなんと…!という場面もとても好き。

  •  日本産モンスター・プラント。
     日本でも舞台化されたという、謎の植物を巡るブラック・ユーモアB級ホラー。あまり面白くなかった。自分の好きなブラック・ユーモアとは、ブラックな行動で笑わせるものではなく、ブラックなセリフで笑わせるものだとはっきり分かった。例外として言えるのは、最近見た中では『レディ・キラーズ』だろう。

     あらすじ
     シーモア・クレルボーンは冴えない花屋の店員。店長であるグラヴィス・マシュニクに怒られてばかりで、首を言い渡されるが、一発逆転の成果として日本人から貰った種から栽培した、謎のハエジゴクを公開する。
     同じ店員であるオードリー・フルクアードから名を取ってオードリー・ジュニアと名付けられた奇妙な植物は、客寄せパンダとして期待されるが、萎えていため、一週間以内の復活を店長は命じる。一日中看病するシーモアだが、不注意で指を怪我し、血液が植物の口腔に飛んでしまう。「腹が減った。何か食わせろ」と喋り要求し始めるジュニア。シーモアは自分の指を傷つけ、血液を与える。翌日、ジュニアは復活していたが、途中で再び萎えてしまう。その夜、ジュニアはまた食事を要求する。シーモアは散歩しながらジュニアを復活させる方法を模索していたが、不注意で男を殺害。遺体を隠すことで頭がいっぱいのシーモアは、遺体袋を花屋に持ち込んでしまう。ジュニアに遺体を要求され、遺体を与えるシーモア。だが処理の一部を、グラヴィスが目撃していた。翌日、ジュニアは成長していた。珍しい植物を見るために客が集まり、店は繁盛。だがグラヴィスは前日の一件が頭から離れなかった。シーモアに確認するも、シーモアは歯痛を訴えるばかり。歯医者に向かったシーモアは、サディストの歯科医バーソン・フォーチに治療されるが、乱雑な治療に反発する内、誤って歯科医を殺害。歯科医もジャックの餌するシーモア。翌日、更にジャックは成長する。次にグラヴィスが番をするが、運悪く強盗に襲われ、策を弄し強盗をジャックの餌にする。更に成長したジャックは催眠術でシーモアを操り、女性を新たな餌とする。
     シーモアが珍種の植物を育てた名誉で表彰される時、開いたジャックの花には餌となった人々の顔が克明に表れていた。シーモアは警察から逃走。だが花屋に戻ったおりに、ジャックへの怒りを湛えながら口腔に飛びこみ、自殺する。新たに開いた花には、シーモアの顔が克明に表れていた。

     滅茶苦茶な登場人物と設定で物語を進めていく映画だ。人を食う植物というモチーフや、食べた人間の顔が花に表れるという設定は面白いが、それ以外に大した魅力はない。即興で作られた映画だから仕方がないのだろうが、それでも長く愛される不思議な魅力があるらしい。
     総合的に見てつまらない映画だった。ブラックなエンディングは嫌いではないのだが、リメイク版はハッピーエンドで終わるらしい。気が向いたら見て見ようと思った。

    キャラクター:☆
    ストーリー :☆☆
    世界観   :☆☆☆☆
    テーマ   :☆☆☆
    映像    :☆☆☆☆
    台詞    :☆☆

  • 新しい方は昔観た(でもストーリーを覚えていない)ので元の方を鑑賞。変人ばかりが出てきて人もアッサリ死ぬ。なかなかな悲劇を喜劇として描く典型的なコメディー。怖くは無いけれど冷静に考えるとグロテスクで酷い事件が起こってるんだよね。主人公も幸せにはならないし。ブラックコメディーがお好きなら観てみてください。
    若い頃のジャック・ニコルソンがマゾヒスト役で出てます。若い頃からアクが強い(笑)

  • 元祖のバージョン。オードリーjr.のセットはもっと頑張れたはずだ。。
    ブラックコメディだなぁ。サドな歯医者、拝金主義の花屋、健康オタクならぬ病気マニアな母親、ドマゾな患者、典型的なドジキャラの主人公。登場人物が皆クセありでよかった

全5件中 1 - 5件を表示
  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×