キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン [DVD]

監督 : スティーブン・スピルバーグ 
出演 : レオナルド・ディカプリオ  トム・ハンクス  クリストファー・ウォーケン  マーティン・シーン  ジェニファー・ガーナー 
  • ドリームワークス
3.73
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本棚登録 : 819
感想 : 163
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  • Amazon.co.jp ・映画
  • / ISBN・EAN: 4560128826969

感想・レビュー・書評

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  • まだ細身だったディカプリオさん。
    流石と言うべきか、ティーンの役を難なくこなしており時々スクリーンの青年がディカプリオさんであることを忘れてしまいそうだった。(紺のブレザーを羽織っている時点で新鮮だった笑)

    ここまで軽快に騙しきっていたのかは分からない。
    しかし「あり得ない」と思いつつもその信憑性を信じざるを得ないのが"Based on true story"の醍醐味。
    ミュージカル化もされている本作だが宣伝文句の「犯罪の手口はまさにエンターテイメント!」というのはあまりに美化し過ぎだと思う。(確かに凶悪犯罪ではないが)「鬼さんこちら」とゲームのように楽しんでいるのか家族のためにしているのか線引きが分からなくなった。信じていた家族のかたちが崩れ、生き方を見直す終盤になるまでが少し長かったように思う。
    劇中繰り広げられる軽快な手口よりも彼なりの苦悩の方が印象深かった。

    追う者と追われる者という関係性のみならずFrankとHanrattyに共通点があるのも良く出来ている。見栄を張りつつもお互い孤独で誰かに相手にして欲しい。
    Frankが最終的に選んだ身の振り方も意外だったが難しい者同士あのように分かり合うことが出来たのも奇跡だと思う。(軽快なFrankと地味で目立たないHanrattyという2人のキャラの対比も分かり易い)

    主人公に振り回され泣きを見たであろう人達が数多く登場するが、やはり一番可哀想なのは何といってもFrankパパだろう。実際最初に騙されたのもパパらしいし、劇中では息子の想いも届かぬまま泣きを見てしまう。
    主人公の著書をまだ読んではいないし父親のことをどのように思っているのかは映画だけでは分からないが、きっとFrank自身父親との出来事は一番後悔していることなのかもしれない。

  • 『キャッチミーイフユーキャン』、昔観たときは、「ただ普通に面白い映画」としか思わなかった。ブクログを始めてからスピルバーグ作品を細かく観ていって、今観返してみると「これは紛れもなくスピルバーグの映画だわ!!」と強く感じた。これは先日観た『ハクソーリッジ』とも近いと思う。スピルバーグやメルギブソン本人がものすごく投影されてるから、この監督がやるべき映画だったんだなと思う。

    ストーリーはごく簡単に言うと「ルパンIII世と銭形のとっつぁん」って感じ。大隅ルパン、第4話の『脱獄のチャンスは一度』っていう名作回がありますが、そういうのを思い出した。
    ルパンと銭形は深読みするとホモセクシャル的な関係だったり、あと『ダークナイト』のバットマンとジョーカーの関係性に近いんですが、『キャッチミーイフユーキャン』のふたりは年齢が離れてるから擬似親子の関係性になる。

    他のスピルバーグ作品だと、『ジョーズ』や『未知との遭遇』、『E.T.』とかずっと父親と息子の話で、両親が離婚したスピルバーグ自身が投影されている。この映画もほぼまんま。
    あと、フランクアバグネイルもお父さんがユダヤ系で、お母さんは劇中で描かれてるようにフランス人。スピルバーグ作品はユダヤネタのギャグもけっこう多いけど、この映画だとルーテル派のお祈りがわからないってやつとか。

    詐欺で色んな職業につく話だけど、これもスピルバーグ本人がどうやって映画人になったか?というと、詐称してユニバーサルに潜り込んでるから全く同じ。
    あと最近思うのは、例えば魔法使いものだったり、マジシャンだったり、あと詐欺師なんかの話だと、それはイコール「映画」の投影だったりするんじゃないかなと。映画って「嘘」ですからね。

    もちろん原作があって、アバグネイルの実話に基づいているんだけど、スピルバーグの私小説じゃねえか!ってぐらい、自身が投影されてる。そしてそういう映画は面白いことが多いですよね。だって、作り手の気持ちがそこに入りやすいから。

  • 『キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン』
    実話を元にした映画なんですね。色々なテーマがくどくなく盛り込まれているのは、さすがスピルバーグ監督というところでしょうか。
    ほんとルパンと銭形と同じ物語です。何故か友情に似た関係にまでなってしまう。主人公も豪胆な切れ者というのではなく、心の隙間・寂しさを物語にうまく溶け込ませているので、なんか憎めない。
    でも、エンディングで明らかになる衝撃の事実には驚きました。ほんと、事実は小説よりも奇なり、を実感しました。

  • キラキラなディカプリオ。
    しっかりおもしろくて見ていて飽きないし、テンポもいいし、スピルバーグだな〜という感じです。

  • オープニングクレジットがおしゃれ。実話をもとにしている割には、詐欺の手口がぼんやりしててリアリティがないけど。

  • 2018.3.3鑑賞
    ☆3.9
    実話が元になっているとは思えないほど奇想天外な展開。
    たくさんの人を騙しながらもとても家族思いな部分もあり、憎めない主人公だった。
    次第に追う側と追われる側の間で絆ができてきて、クリスマスに挨拶をし合う場面が良かった。

  • 実話でこれ、なかなかに面白いのでは。
    それも、主人公の家庭環境の表れや心理状況が所々に表現されていたからこそなんだろうなあ。

    追いかけっこして、逃げたくて、でももう終えたくて。

  • ユーモアのあるセリフと飽きない展開で、人を選ばない面白い映画だと思った。誰にでも勧められそう。
    子供の追いかけっこだと感じつつ、最後まで信じて面倒を見るカールにグッときた。catch me if you canがとてもいいタイトル。

  • アメリカ映画って
    なんだかやっぱり少し物足りない
    綺麗に丸めすぎるというか

    前半の華麗な手口っぷりの爽快さと
    でもやっぱり子供なんだな、という落とし所と
    いいんだけど、やっぱ奥行きがない

  • とても面白かった!なぜとても面白かったと思うかと言うと、おそらくこれが実際に起こった話だからだろう。現実に起こった話なのに、全く信じられないことが次々と起こる。主人公は絶対天才だと思う。

    映画の半ばには暗い話題もあるけれども、気持ちの良い終わり方だったので、最後は晴れやかな気持ちになれた。スカッとしたい時にまた観たい!!

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