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- / ISBN・EAN: 4521458002133
感想・レビュー・書評
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2004年公開。
中学の頃からの親友である
花こと荒井花(鈴木杏)と、
アリスこと有栖川徹子(蒼井優)の、
花の憧れの先輩、宮本雅志(郭智博)を巡る
三角関係を描いたストーリー。
まだ幼い面影を残す蒼井優。
大きくなった杏ちゃん。
(「青い鳥」に出てたの知ってる人いる?)
観たのはかなり前だけど、
何かと感慨深い作品です♪
つくづく岩井監督は、
映画という表現にこだわってる人で
映像で語る人なんだろうな〜。
(その胸キュン具合は映画界の有川浩!つか逆か笑)
昼下がりの電車で、
憧れの人が目の前にいるのも知らず
大口開けてウトウトと舟を漕いでる花。
ゾンビや幽霊より
人間が怖いという
ハンニバル論(笑)
桜並木をはしゃぎ回る
少女たち。
暗闇で踊るバレリーナたちと
木漏れ日に光る
バレエ場の美しさ。
アリスと父のホームでの別れ。
教室の窓から見える
巨大アトム。
など印象深いシーンが沢山あります。
それにしても
蒼井優と鈴木杏の
主演二人の素晴らしさよ。
あまりにナチュラルな二人の演技に、
まるで本当の女子高生たちの会話を
盗み聞きしてるかのような
後ろめたい錯覚に陥ります(汗)。
特に友達である花を応援したい気持ちと、
自分を好きでいて欲しいという気持ちの
板挟みに揺れ動く
アリスの微妙な心情を、
演技派・蒼井優が
文句なしに表現しています。
青い空に舞った
砂浜でのトランプに象徴される
アリスの父への思い。
風化した父との思い出を、
宮本先輩と共に
補完しようとするアリスが
なんとも切なかった(>_<)
そして花がついた成り行きの嘘から、
想像妊娠ならぬ
想像記憶喪失になってしまう宮本先輩(笑)
ありえねーと思いながらも
人間の記憶の曖昧さについても
考えさせられました。
下着姿の花の母や
アリス特製おにぎりサンドなど、
実は笑える場面も多い映画だけど、
アリスの「ウォーアイニー」のくだりと、
ラストの
落語の舞台袖での花の告白は
号泣必至です!!
↑泣いた人
そしてそして、
ラストの
学生服姿で踊るアリスを演じた、
蒼井優の真骨頂とも言える
圧巻のバレエシーンは
何はなくとも必見!!
広末、阿部寛、木村多江、叶美香、伊藤歩、ふせえり、大沢たかお、大森南朋、虻川、アジャ・コング、テリー伊藤などなど
豪華過ぎる脇役にもニンマリ(笑) -
友達に勧められた作品。
その子は天気や気分とか色んな物が重なった時にすっごく見たくなるって言ってて、それがどういう事かよく分からなかったんだけど、見終わってその意味がすごくよく分かった。
とっても心地いい映画でした。
何気ないシーンだけで構成されてるっていっても過言じゃないな、と思ったのだけどその何気ない事を繋げて映画にしようと思った監督がすごいなぁと思った。
ひとつひとつは平凡なシーンなのにそれが繋がった作品はとっても心を優しくしてくれた。全部なくてはならないシーンばっかりだったなぁ。
好きなシーンは、アリスがまーくんとケーキを食べるところ。あと、バレエの先生木村多江の演技がすっごく印象に残った。あぁいう人って大好き。先生がしゃべりだすと心が明るくざわざわするの。
印象に残った色は、お祭りで先輩が倒れた時の風車と、そのあとソファーで寝てた時に光ってたランプの色。
すっごく綺麗で印象的でした。
たまたま忙しい時に、無理矢理時間を作って見たんだけど、時間をさいて見て本当によかった!この映画に出会えてよかった。久しぶりの心に残る映画になりました。 -
アリスみたいな女の子になりたい。でも花みたいな女の子の方が多い。
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花とアリス可愛い。大好き。
猛烈亭ア太郎、いいキャラだつってw
とか思ってたら、いきなり○○化する花。
それは駄目。いちばん駄目。××のせいにするとか駄目すぎ。止まれ。
そんなわけで、花派かアリス派かと聞かれたら断然アリス派な私。
「パパ、△△」の台詞は、読めてはいたけど泣きそうになった。
でもね、最後まで見ると花もね…。
ただ、蒼井優は可愛すぎ。あまりに可愛すぎ。私でも惚れる。
ハチクロ見るまで、「人には人の乳酸菌」くらいのイメージしかなかった私を許して。
何か、細かいところでくすっとしてしまうんだよな。
演劇の名前とか、ドラッグストアの名前とか、ゲストの人選とか、豪華だしにやにやしてしまう。
ネタバレしないように気をつけてみたんだけど、先輩のあの台詞だけ書きたい。
文末に書くので、見たくなければスクロールしないでください。
全編通して鮮やかで素晴らしかったけれど、
特に後半は本当に忘れたくないシーンばかりで、とても素敵な映画だったよ。
あのね、恋はした方がいいよね。
叶わなくても、絶対した方がいい。
たとえ誰にも言えないまま終わってしまうような恋でも、した方が絶対いい。
私が言うのもなんだけどw
おにぎりサンドを食べたときの先輩、
「これ、牛乳と味噌汁両方欲しくなるね」
なんだろう。なんだかすごくいい。
別にネタバレじゃなかったw -
だいすきな、だいすきな作品。
みんなの表情に、言葉に、仕草に、いちいちキュンとさせられます。
なにより、岩井俊二×蒼井優はわたしのなかで最強!-
2012/09/04
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ストーリーは画をより美しくみせるためのもの。どのシーンを切り取っても、画になる。映画らしい映画だと思った。映画じゃないと、彼女たちのむちゃくちゃさ愛らしさ、現実の中の非現実感はあらわせない。これは文字に起こしたって意味がない。そういう意味で、人気小説や漫画の原作に肖ってる今の邦画のシーンの正反対に位置すると思う。
ところどころみられる当時の若者文化もいい。 -
さすが岩井氏としかいいようのない素晴らしい作品であるのはいうまでもないことなんだが、個人的には先輩の「味噌汁と牛乳~」のセリフが完璧だと(笑)今年一番の爆笑でした。
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微妙な三角関係を岩井監督が絶妙に切り取る。
ラスト、蒼井優のバレエが映画を締める。
j-gardenさん、
仕事が多忙でご無沙汰してすいません!
コメントありがとうございます(^O^)
おおーっ!!
...
j-gardenさん、
仕事が多忙でご無沙汰してすいません!
コメントありがとうございます(^O^)
おおーっ!!
晴れてレビューのないアイテムへの
コメントもOKになったんスね(笑)
良かったぁぁ〜♪
じゃあまた
お返事書かせてもらいますんで(笑)
そんなんですよ! 最近蒼井優の映画を見直す機会があったんで、
改めて彼女のポテンシャルの高さに驚いてます(^_^)
この映画では
彼女のバレエ姿が
これでもかと堪能できるので、
未見でしたら是非とも!
てか、
『青い鳥』時代の杏ちゃんを知ってるなんて
嬉しいです!!
当時、なんて可愛い子役が出てきたんやろって、
すぐに名前覚えましたもん(笑)
夏川結衣を好きになったのもあのドラマだったし、
個人的にあの切なさがツボな
印象深いドラマでした。
(嫌いだったトヨエツの印象も変わりました笑)
いえいえ、脱線は望むところなんで(笑)
こちらこそ
これからもよろしくお願いします(*^o^*)