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- / ISBN・EAN: 4571130841505
感想・レビュー・書評
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ニコラス・ケイジ、新作インランド・エンパイアでもおなじみローラ・ダーン主演の
ハードボイルド・ロードムービー。
表面的なワイルド→内面的なワイルドさへ
ワイルド≠肉体的な強さ
リンチは、アメリカのハードボイルド・イメージ(レザー・メタル・暴力)を追求することで、表面的なワイルドさばかり追求する歪んだ男性イメージを表象している。
表面的なワイルドさを追求した結果は、終わりのない暴力であり、常に暴力に左右される人生である。
殺人犯ゲイリー・ギルモアも例にもれず、極端な社会への反抗意識・暴力的な解決は、銃殺刑という帰着点にて終わる。(彼の場合、自身で望んだ刑ではあるが)
ヘルズ・エンジェルスやジョニーキャッシュ、エルビス、マーロン・ブランドらの反社会的なイメージは若者が、汚い大人からの精神的な抑圧を解放するシステムとしては役立ったが、ライフスタイルとしては、持続可能なものではない気がする。
表面的なワイルドさでなく内面的なワイルドさ(wild at heart)に注意を向け、抑圧の多い社会の中でたくましく
生き抜いていけばいいという、ある意味反ハードボイルドな映画。
イレイザーヘッド、ブルーベルベット、ロストハイウェイ、マルホランド・ドライブ、インランド・エンパイアの様な強烈な空間異化作用はないが、60年代オマージュを含め十分楽しめる。ウィレム・デフォーのギラつきも見所のひとつ。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
二枚目俳優だった時のニコラス・ケイジがエルヴィス革ジャン着て無駄にカッコヨク歌いまくるリンチ流ド直球ラブストーリー。音楽がいきなり入ってくるシーンが洒落てる。
リンチ作品お馴染みのローラ・ダーンも若い。『オズの魔法使い』を下敷きにしてるけど内容はほとんど異常な暴力と過剰なラブシーンばかり。ツイン・ピークスのキャストが結構出ていて、それだけでも楽しめる。かなり濃い映像の連続なので好みがわかれるとは思うけど、2人の絆がとっても強いのでなんだかんだ安心して観れます。 -
彼氏とみました。
さすがリンチ作品。意味がわからないのがおもしろい。
ラブミーテンダーで終わったのがおもしろかった。
本当わけわからないです。 -
(1990年作品)
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リンチ最高傑作候補。とにかく激烈な作品。ルーラー!!家で何度も練習した。ラブミーテンダーは歌えない。
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最近ちょっと天候不順ややなことあったりで
体調、心調が悪いのでこれみてみました。
ニコラス・ケイジはいい役者ですね、
人気絶頂のジョニー・デップも
彼がハリウッドで力になってあげてた
デビッド・リンチの作品は強烈なのが多いですが
エレファントマン、イレイザーヘッド
ブルーベルベット、ロスト・ハイウェイ、、、
SFでデューンってのもあったな、
気が変になりそうな映像で有名だけど
この映画は気は変になるのだけど良いです!
原宿のエルビス像にでもなったような
気のふれた明るさが
悪いお薬で酔ったように心を侵します。
見てない人は耐えがたきを耐えて最後まで見てね。
ホントに変だよ
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デヴィッド・リンチの作品の中では比較的判りやすいのですが、ところどころにおぞましさや不気味なケレン味があって、いかにもリンチっぽいです。ラストの無茶苦茶っぷり、積み上げたものを一息で蹴り飛ばす爽快感が、なんとなく「バッファロー66」に通じるところがあるように思えて痛快でした。
暴力シーンは相変わらず目を覆いそうになってしまう…ごくり -
ニコラス・ケイジの頭に注目!
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善き魔女!
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David Lynchらしいシーンが出てくると楽しいですねー。
わかりやすくて面白かったです。