ダイヤモンドハーバードビジネスレビュー 14年11月号

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感想・レビュー・書評

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  • 社長や宇宙飛行士などの個人へのインタビューが面白かった。他はあまりピンと来ていない。
    ・カルビー松本さん:仕事の能力で大事なのは、自己研鑽。結果を出すためには働く量ではなく質を高める以外に方法なし。目標・目的を決めたうえで学ぶこと。具体的ケースから考える帰納的方法。目標を定め、いかに効率よく結果を出すか。これを帰納的に考える。
    ・少し先に視線を合わせ、目の前のものと遠くのものを同時に視野に入れて運転する。
    ・怠ける人間、向いていない人、長期で結果が出せない人はいらない。
    ・創造性と生産性を両立するためには、独立した組織を作り、製品設計を工夫し、外部資源を活用し、評価制度を作りこみ、業務プロセスを整備する。帰納的な方法と演繹的な方法があるってことか。

    ・宇宙では嗜好食があるかどうかがストレスを左右する。美味しいご飯を食べるという行為は大事ですね。

    ・多くの人がより良い健康状態を保ったまま昔より長生きすること。
    ・5つのフォース、産業分析のフレームワーク。
    潜在的な新規参入企業、競合関係、顧客の競争力、売り手の交渉力、代替製品の存在。

  • カルビー松本さんのインタビューが良かった。
    成熟市場において、急成長を遂げるには単にマニュアル化ではない、結果と自由を両立する仕組みが必要。
    社員への指導として、今から12ヶ月先のことは自分のエネルギーの20%しか力をかけない。13ヶ月から24ヶ月に50%。残り30%を25ヶ月から先のことに使いなさい、と。創造性とはトップダウンではなく全社的なマインドや行動から生まれるものであり、この仕組みこそがカルビーの強さなのだろう。

  • 今月は”創造性VS生産性”というテーマ。
    面白かった。

    若田光一氏のインタビュー『宇宙空間で求められる極限のチーム・マネージメント』
    立命大琴坂氏『企業は創造性と生産性を両立できるか』
    『その時、福島第2原発で何があったか』
    入山氏の『世界標準の経営理論』今回はSPC理論の2回目でポーターのファイブフォース等

    琴坂氏の論文は今までにいろいろな論文や論理について
    整理されている論文かと思います。

  • ■書名

    書名:Harvard Business Review (ハーバード・ビジネス・レビュー) 2014年 11月号

    ■概要

    意思決定者のためのマネジメント総合誌

    2014年 11月号 目次

    │特集│
    創造性 vs. 生産性

    28
    創造性も生産性も後からついてくる
    【インタビュー】
    社員が結果を出せる「仕組み」 とは何か
    松本 晃 カルビー 代表取締役会長兼CEO

    38
    組織の意味を再定義する時
    企業は創造性と生産性を両立できるか
    琴坂将広 立命館大学 准教授

    52
    成功を計画し、早めに失敗を起こす
    【インタビュー】
    ピクサー流
    創造性を刺激する組織のつくり方
    エド・キャットムル ピクサー・アニメーション・スタジオ 共同創設者
    ピクサー・アニメーション/ディズニー・アニメーション 社長

    62
    恐れを克服し、自由な発想を生み出す
    IDEO流
    創造性を取り戻す4つの方法
    トム・ケリー IDEO ゼネラル・マネジャー
    デイビッド・ケリー IDEO 創設者兼会長

    72
    日本人初のISSコマンダーが実践するリーダーシップ
    【インタビュー】
    宇宙空間で求められる極限のチーム・マネジメント
    若田光一 JAXA 宇宙飛行士

    │HBR翻訳論文│

    10
    組織
    自分をさらけ出すことが優れた成果を生み出す
    「 弱みを見せ合う」組織は業績が伸びる
    ロバート・キーガン ハーバード大学 教育大学院 教授
    リサ・レイヒー ハーバード大学 教育大学院 講師
    アンディ・フレミング ウェイ・トゥ・グロウ CEO
    マシュー・ミラー ハーバード大学 教育大学院 講師 兼 学務担当副学部長

    88
    顧客満足
    クリーブランド・クリニックの実践
    一流の医療は技術もサービスも満足させる
    ジェームズ I.メルリーノ クリーブランド・クリニック 外科医
    アナンス・ラーマン ハーバード・ビジネス・スクール 教授

    106
    リーダーシップ
    不測の事態で発揮されたセンスメーキング
    そのとき、福島第二原発で何があったか
    ランジェイ・ガラディ ハーバード・ビジネス・スクール 教授
    チャールズ・カスト アメリカ原子力規制委員会 シニア・エグゼクティブ
    シャーロット・クロンティリス ライター

    118
    コーチング
    価値を引き出す6つのステップ
    成長する人はフィードバックを上手に受け止める
    シーラ・ヒーン トライアド・コンサルティング・グループ 創設者
    ダグラス・ストーン トライアド・コンサルティング・グループ 創設者


    巻頭言

    1
    経営とは狂気の産物である
    徳重 徹 テラモーターズ 代表取締役社長

    Serial Article

    126
    世界標準の経営理論
    [第3回]
    SCP理論2
    ポーターのフレームワークを覚えるよりも大切なこと
    入山章栄 早稲田大学ビジネススクール 准教授


    Idea Watch

    5
    「フリーミアム」モデル:その成功のカギ
    ビニート・クマー ハーバード・ビジネス・スクール 助教

    84
    高齢化は本当に問題なのか
    ウォルフガング・ルッツ ウィトゲンシュタイン人口統計学・
    世界人的資本センター 創設ディレクター

    86
    物議を醸す広告にマーケティング効果はあるのか
    ジョナ・バーガー ペンシルバニア大学 ウォートン・スクール 教授
    ゾーイ・チェン マイアミ大学 ビジネス・スクール 教授


    Vision Statement

    139
    データ解析でサイバー攻撃を予測する
    マット・コダマ レコーデッド・フューチャー 最高製品責任者
    ビル・ラッド レコーデッド・フューチャー 最高アナリティクス責任者


    前号を読んで

    144
    理論は大切な舞台裏である
    伊藤秀史 一橋大学大学院 商学研究科 教授

    翻訳だけでなく、解説まで必要ではないか
    岸本義之 早稲田大学 客員教授
    (From amazon)

    ■感想

    今回は、創造性と生産性の特集です。
    が、実際読んでみると、そこまで創造性と生産性についてどうこう
    ではなく、実際の働き方について、色々と役に立つ分があります。

    いつもの事ですが、自分の知識不足で何言っているか分からない
    分も多々ありますが、一通り目を通すことで、少しでも苦手な分野、
    自分が興味ない分野に触れられればと思います。

    ■自分がこの作品のPOPを作るとしたら?(最大5行)

    創造性と生産性は両立できるもの。
    どうしたらいいかのヒントがここに!
    答えは無いですが、ヒントが無数にある雑誌!!
    それが・・・・Harvard Business Review!!

    ■気になった点

    ・多くの人が「自分の評価を守り、最良の面を目立たせ、至らない点
     を他人からも自分からも覆い隠す仕事」にかなりのエネルギーを
     さいている。

    ・自分がどれほどのシピードで学んでいるか?

    ・「じっくり育てる組織」は高い離職率を覚悟しなければならない。

    ・対立する点を話し合ったり、同僚の弱さを暴露したり、話しづらい
     ことを議論する作業を見学したり、自ら加わる事を繰り返すうちに、
     自分自身の弱さをさらすことを以前ほどリスクが高いと思わなくなり
     価値があると感じるようになる。

    ・与えられたすべての仕事で優れた成果を出すことが明らかならば、
     それはもはや、その社員に適した仕事でははない。

    ・完璧に身に着けたにも関わらず、まだその仕事を続けたいという
     社員は、惰性で仕事をしたがる人物である。

    ・背伸びした仕事を適切に割り当てるだけでなく、本人の意向と
     合致するように調整する作業が大事だ。

    ・「じっくり育てる組織」に加わろうとする人には、最低の自分を
     見せる事をいとわない姿勢が明らかに必要だ。

    ・「じっくり育てる組織」で働くと仕事が生き方になる。
     家に帰れば仕事を全て忘れるようでいたければ、「じっくり育てる組織」
     はあなたにふさわしい環境ではないだろう。

    ・結果を出すためには、働く量ではなく質を高める以外方法はあり
     ません。

    ・質は量ではカバーできません。そして質を上げようと思えば、学
     ぶしか手は無いのです。

    ・組織には必ず問題があり、その問題の根源はほとんど仕組みや制
     度だと言ってもいいでしょう。

    ・マニュアル化された仕事が面白いはずがありません。

    ・従業員に失敗の責任を取らせても会社としては、たかが知れてい
     ます。

    ・行動するのだから、失敗は必ず起こります。

    ・継続的に高い評価を得るには、創造的なことにも取り組んでいか
     ないと絶対にうまくいきません。

    ・チャレンジせずに結果を出すことはできません。

    ・仕組みを作るとき「倫理」だけは外せません。

    ・成果が出ていないのに楽しんでいるというのは私は理解できません。

    ・人は安心で分かりやすいものを好むものです。
     効率性は明快なので、往々にしてそちらに傾きやすい。

    ・「創造性」とは人生の問題を解決する事。

    ・「失敗してもいい」というのは単純すぎる。
     みんなが恐れていることを念頭に置いたうえで、安心する場を作り
     続けなければならないのです。それでも恐怖心はいつでも舞い戻って
     くる。そういうものです。

    ・リーダーは誰もがアイデアを出すように刺激し励まさなくてはな
     らない。しかもアイデアのほとんどは却下されてしまうのだから、
     それをよしとする環境が必要です。

    ・プロセスはゴールではなく、サポートするものでしかない。

    ・混乱を避ける事は出来ません。それが人生。

    ・常に自分を検問しているようでは創造的になれない。

    ・計画を立てるのはやめて直ちに始める。

    ・大きな課題に照準を合わせるのではなく、すぐに取り組める小さ
     な破片を見つける事だ。

    ・準備などやめて始めよう!

    ・自信とは「うまくいかないアイデアは捨て去り、他者のよいアイ
     デアを受け入れる謙虚さを持つこと」だ。

    ・何も変えない事は最も楽な道を進んでいるに過ぎない。

    ・相手を思いやっている事を正しく伝えなければ、空回りになる
     だけです。

    ・フィードバックを受け取る事が難しいのは、「学び成長したい欲求」
     と「あるがままの自分を受け入れてもらいたい欲求」の間に対立
     を生じさせるからだ。

    ・私が自分の工場を妨げているように見える行いを1つ挙げるとすれば
     それは何だと思いますか??

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著者プロフィール

1913年(大正2年)、「経済雑誌ダイヤモンド」の創刊とともに誕生し、2013年(平成25年)には創業100周年を迎えた。「ダイヤモンドのように小さくともキラリと光る」が創業の精神。現在、「週刊ダイヤモンド」「ダイヤモンド・オンライン」などの各種メディアでタイムリーなビジネス情報をダイバーシティ社会に提供するとともに、ビジネス書から生活実用書、経済小説まで、幅広い出版物とメディアを世に送り出している。本書は、同社経営情報編集局・出版編集部で制作。

「2022年 『相続&事業承継で頼りになるプロフェッショナル 2022年度版』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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