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- / ISBN・EAN: 4988103630866
感想・レビュー・書評
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12.12.21
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猫丸(nyancomaru)さんこれは未だ観てない。ベジャールはやっぱり「ボレロ」が好きです。。。これは未だ観てない。ベジャールはやっぱり「ボレロ」が好きです。。。2013/03/02
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モーリス・ベジャールいえば、「ボレロ」でしょう。
ラベルの「ボレロ」に合わせてダンサーがだんだん激しく踊っていくあの「ボレロ」。映画の「愛と哀しみのボレロ」は、子どもの時にテレビでちらっと見たけど…子どもだったわたしは、途中で飽きて最後まで見られなかったんだよね。
この映画を見て、ベジャールの振り付けが、あまりにも言葉と音楽にぴったり合っていることに、ものすごく驚いた。いやいや振付けってそういうもんでしょう? といわれるかもしれないけど、言葉の意味、音楽の流れやうねりに、こんなにシンプルでわかりやすい振り付けがされているのは、初めて見たような気がするほど。
今になってボレロを見れば、あの、フィナーレに向かってだんだんと激しく盛り上がる音楽に、ぴったりとあわせた振り付けだったことがよくわかる。子どもだったのね、わたし…と思わず、昔の自分を反省してしまった。
「ルミエール」は、ベジャールの新作。ダンサーたちに振り付けを行い、作品を作り上げていく。でもギリギリまで振り付けが確定しなかったり、スクリーンに映し出す画像が思うようにいかなかったり、雨が続いて練習ができずにストレスをためたり、上演までの道のりは長く、苦悩続きの様子が映し出される。
ベジャールはもともとバレエダンサーだったらしいけど、本当か!? というぐらい、今は太ってダンサーの面影がない。でも、若いダンサーが「ダンサーををやめて振付師になったのは…」と聞いたとたん、「ダンサーはやめていない。ただ出演しなかっただけだ」と答えて、思わずへえ、と思ってしまった。たしかに、ダンサーへの振り付け中、一緒に踊ってみせるベジャールの動きは、要所要所がしっかりと押さえられている感じ。
そのほかに印象に残ってる言葉は…
●タンゴをダンサーたちが踊る場面で
「ほかのダンサーを気にするなんて、そんなのダンスじゃない」
●インタビュアーに「創造者」と言われ
「わたしは創造者じゃなく、オーガナイザー。作品が生まれるのを介助する産婆のようなもの」
●鏡の前で1人で踊ったあと
「今、まったく鏡を見てなかっただろう? 振り付けをするときは鏡をみる。でも1人で踊るときは、鏡をみないんだ。あとからあとから振り付けが浮かんでくる」
などなど。すべて、記憶を元にして書いているので、正確ではないけど…。
映画はベジャールを追うものなので、結局「ルミエール」自体は、断片的なところしか見られない。まあしかし、映画を見ると、案の定、「ルミエール」を見たくなること請け合いだ。
今年(2004年)、ベジャール77歳なんだよね。すごいことだ。すごい老人を見ると、ただただ尊敬の気持ちでいっぱいになる。一度、ベジャールの振り付けしたバレエをナマで見てみたいものだと思ったのだった。 -
2003年公開のMarcel Schüpbach監督のドキュメンタリー映画。フランス人振付家モーリス・ベジャールのバレエ作品「リュミエール」の公演初日までの半年間を追った作品です。振付などに興味のある人には素晴らしい内容になっています。ダンスではなく、あくまで舞台裏を描く作品なので、ダンスが観たい人にはかなりフラストレーションがたまる映像になっています。
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バレエ漫画によく出てくる「ボレロ」を作った人だったとは!すごい伝説の人だなー。
ボレロを見てみたい。 -
モーリス・ベジャールの「リュミエール」の創作を追ったドキュメンタリー。
旧約聖書で、神が世界を創った過程で、太陽よりも先に光を創った、というのを始めて知った。私も魅せられた。
私の好きな、ジュリアン・ファブローがほとんど出てこなかったのは、ものすごく残念。
2002年公開作品だけあって、ジルが若い! -
衣装担当のジャンポールノットのイケメンぶりが異常。
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La solitude
L'amour magicien
Ne me quitte pas
何度涙したことか。
ベジャールさん、ありがとう。
あなたのおかげで素敵な世界を知ることができました。 -
肉体がきれい