赤いアモーレ [DVD]

監督 : セルジオ・カステリット 
出演 : ペネロペ・クルス  セルジオ・カステリット  クラウディア・ジェリーニ 
  • メディアファクトリー
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感想 : 18
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  • Amazon.co.jp ・映画
  • / ISBN・EAN: 4935228050260

感想・レビュー・書評

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  • NON TI MUOVERE
    2004年 イタリア
    監督:セルジオ・カステリット
    出演:ペネロペ・クルス/セルジオ・カステリット

    ペネロペ・クルスの熱演はたしかにそこそこ良かったし、イタリアではいろいろ賞とかとった映画らしいですが、どうも私はイマイチ…。映画としてというより恋愛観の問題でしょうか。「真実の愛」と、うたわれても、要は「身勝手な男」と「都合よく扱われちゃった女」の単なる不倫を美化しただけという見方しかできませんでした。

    本当に愛人のほうが好きなら奥さんと離婚すればいいだけ、子供ができたから別れられなくなったなんて言い訳だし、そのくせ再会したら家庭をほっぽらかして愛の逃避行とかやらかしたり、そういうの全部、男のだらしなさというか、意思の弱さ以外の何ものでもないと思うんですけど…むしろ、そんな優柔不断男と曖昧な関係しか続けられない奥さんのほうが気の毒になりました。

    生まれたことを枷のようにされてしまった娘も可哀想。それなりに映画としてはよく出来ていたと思うんですけど…主人公の行動が個人的に不愉快であんまり好きじゃなかったです。

    (2005.04.22)

  • ペネロペ・クルス主演のイタリア映画。
    イタリア的な展開が判り易いストーリー。
    男優セルジオ・カスティージョッティの演技も良かった。

  • ペネロペさん主演のイタリア映画。
    相手役の男性もその奥さんもバッチリイタリア顔なのに、スパゲティやニョッキなどやたらとイタリア料理を食べてるな~と思うまでスペイン映画かと思って観ていました。

    そんな出てくるだけでスペインと思わせてしまうくらいのペネロペさんが、口元をすきっ歯に変えての演技が鬼気迫る不倫モノ。
    別に美しさを封印しなくても、インテリで美人の奥さんとは雰囲気が全然違うんだから良かったように思うけれど、美しさに惹かれたわけじゃないという部分が必要だったのかもしれません。

    外科医である男性が随分勝手なように思うけれど、子供の頃に親の暴力や離婚などで優しい家庭を得られなかった人間は、大人になってもどこか自分が人に愛されることに自信が持てず、自分も他人も傷つけないと自分という存在や人との絆を感じられないのかな…と思いました。

    幸せでいると「そんなわけない。この幸せはいつか壊れるんだ。それがいつだかわからずにおびえるくらいなら、自分で今壊してしまえ!」って思っちゃうのかも。

    おじさんがペネロペさんの家に行ったときに傾いた十字架のキリスト像を直したり、病院の十字路に十字架にかけられたキリストのように座るペネロペさんなど、宗教的な意味合いのあるシーンが印象的でした。

    ただ、邦題は酷いな。
    それで損をした作品のように思います。

  • セルジオカステリットの雰囲気がいいなぁ。
    外科医で、たぶん優秀なんだろうけど、
    美しい妻がいて、家族にも恵まれているけど、
    なぜか 孤独が 漂っている。
    その孤独感がじつに 深いのだ。
    ちょいと、親切にしてくれた ペネロペに
    セルジオカステリットは、レイプしてしまう。
    これは、愛情ではないものなのだが、
    いつの間にか、愛情に発展していく。
    それにしても ペネロスの劣化は、どうしたことか。
    歯並びも悪いし、美人と言えない。わざと演技?
    圧倒的に 奥さんのほうが美人で快活なのに。
    セルジオカステリットは、
    結局 女だったらだれでもよかった
    と言うことを、象徴させているのか。
    劣化しているペネロペに、愛情を感じるのは、
    自分を必要としてくれることなのかもしれない。
    ペネロペの『捨てないで』という言葉が、
    オトコを虜にする。
    奥さんは、ある意味では 自立しすぎているのだね。
    精神的に満ち足りていないオトコのご都合のよいオンナが
    目の前から いなくなることで、ホッとするという安堵感。
    これがセルジオカステリットの奥さんの原作だと言うから、
    恐れ入るのだ。男の視点で つくられているのだ。

  • 特に前半の行動に対する意志がよく見えない感じにひきこまれた

  • ペネロペだから勝手にスペイン映画だと思ってて、
    そしてやっぱりスペイン映画ってぜんぜん肌に合わないなーと思ってみてたら
    ここへきてイタリア映画と知った。

    そういえばイタリア語っぽかったよね。
    わかんないけど。
    そういえばパスタとかニョッキとか食べてたよね。
    そういえばカンツォーネ?みたいなBGMでしたよね。


    エンディングロールで外科医役の人が監督だったってわかった瞬間、なんとなく殺意(笑)

    原作者が別なだけ救いかしら。
    とおもったら、原作者は監督の奥さん………………

    夫婦で合意(?)してるならいいのかな。

    うーん。
    もうなにもわからない。


    これが受け入れられたら、殿方にモテるのかもな。


    (2004/NON TI MUOVERE)

  • (Non ti muovere; 2004/伊、121min.)

    男性目線。 男と女。 愛、生、死。 心に重く残る映画だった。
    ペネロペの演技がすごい。 イタリア映画(イタリア語)

    ◆ ドナテッロ賞(伊アカデミー賞) 主演男優賞、主演女優賞

  • 2004年のイタリア映画

    とにかくペネロペの演技が素晴らしかった!

  • 男性目線の都合のよい恋愛ストーリーだけど、だからこそ、女性にとっても考えさせられることが多いなと感じた作品でした。

    そして、ペネロペの演技がスゴイのひとこと。
    イタリアに暮らす底辺の移民を演じ、趣味の悪い安い服、ガニ股、ボサボサ髪といった姿でありながら、内部が美しく、この表現力はすごいなと思いました。

    冒頭、力で上下に位置づけられてた2人が、人間として対等になっていく展開が印象的でした。

  • 渡辺淳一ですか?って感じ。
    男女3人の演技はとても良かったけど。

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