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- / ISBN・EAN: 4562102152897
感想・レビュー・書評
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今まで観た山下作品の中で、好きなのはやっぱこれかなー(一番面白いとは違います)。山下&向井作品に共通する、地方の閉塞感。
卒制作品なんで「若い!」ってのをすごく感じます。他の映画からの影響もダイレクトに感じますし(カウリスマキはあるんだろうけど、あのシーンは『バッファロー'66』なのかな?)。
あとこの映画は、とにかく赤犬の音楽がよかったです。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
山下敦弘監督を好きになったきっかけの作品です。
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再視聴してみましたけれども、うーん…タイトルにもあるように曇天(どんてん)の空模様がずっと続いているような、緩やかな絶望の日々、といったところでせうか…なんか見ていて鬱屈としてくるくさいのですけれども、その中にも微々たる希望みたいな笑いとかもまああって、割かし楽しめましたかね。
現代はたとい貧乏でも飢餓とか餓死とかする実感が薄い世の中でして、そんな物質的には便利になったけれども、特にこれといった夢もない、働く気もあんましない野郎共の日常映画といったところでしょうか…ボキも映画の中の彼らとあんまし変わらない生活をしているといった認識があるので、いはやは他人事とは思えませんでしたね。 ←え??
ヽ(・ω・)/ズコー
個人的には本編よりも後日談? みたいな特典映像のが面白かったかな。おしまい。 ←え?
ヽ(・ω・)/ズコー -
山下監督の長編デビュー作。
この頃から天才的な「間」と「構図」は健在でしたか。
この監督は間ではもちろん、人物の配置やちょっとした小道具だけで人を笑わせるからすごい。
冬の寒空の下、キーちゃんと務くんが並んで立っている画、キーちゃんの女物のサンダルや真っ赤な靴下等々。。。もうそれだけで笑えます。
山下監督は、ダメ人間描かせたら今の邦画界で右に出るものいないんじゃないかってくらい上手い。
キーちゃんは甲斐性なしだけど、すごくいいヤツだなぁ。
(1999年 日本) -
このところコンスタントに話題作を送り出している
山下敦弘監督の大阪芸大卒業制作の作品。
人に安心して薦められる商業映画ではいけど
アンテナにピピッときた人にとっては
きっと愛おしく思える映画。
学生の卒業制作だからプロのそれではない。
だから完成度はそれなりだが、原石の輝きは放っている。
そしてそこにある空気や時間が良い。
特に主演の山本君の表情が魅力的でクセになる。
これを楽しく味わえたことが私としてはとても嬉しい。 -
ラブホテルに連れ込もうとするシーンが素敵。
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鳥取などを舞台とした作品です。