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- / ISBN・EAN: 4959241930736
感想・レビュー・書評
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ベトナム戦争時のアメリカ兵向けのラジオ番組のDJを扱った映画。視点としては大変おもしろいと思う。実際にあったんだろうな。戦争中だからこそ,こういう放送が必要なんだということもよく分かる。これがアメリカの軍の在り方だというのもなんかすごい。
そにれしても,戦争なのに,ラジオ番組を楽しむなんて,何とも日常じゃないか。でも反面,日常じゃないからこそこの番組がうける。その矛盾というか,双方向性が戦争の悲しさを際ださせてくれる。
放送室に保管されているLPにはビートルズのジャケットもあったりして…。時代だなあ。音楽に,あるいはDJの声に重なるようにして描かれるベトナムへの爆撃のシーンは,なんとも言えない。
《NHKプレミアムシネマ》の解説を転載
名優ロビン・ウィリアムスが、破天荒な放送で人気者となった米軍ラジオのディスクジョッキーを熱演し、絶賛された感動のドラマ。1960年代ベトナム戦争下のサイゴン。「グッドモーニング、ベトナム!」の叫び声とともに始まるクロンナウアーの放送はロックに毒舌ジョークで米兵たちの絶大な支持を得るが、ある日、禁止されていた事項についてしゃべってしまう…。ルイ・アームストロングの名曲「この素晴らしき世界」も印象的。
以下ネタバレ注意。
やっと知り合ったベトナムの青年が,ベトコンだったと分かった時のDJの衝撃には同情する。そして,それがあのベトナム戦争の実態であったことも分かる。 -
戦争映画で主役が駐屯地のDJ!これは珍しいなと思ってみていたのですが、案外奥が深いような気がする。駐屯地で兵士を元気づけるためにDJとして送られてきた。主演のロビン・ウィリアムス。独特の切れ味がストーリーのテンポを上げてくれる。
「グッドモーニング,ベトナム」
https://www.youtube.com/watch?v=Erf2iFHG44M
この作品は吹き替えはおすすめしません。オリジナルで楽しむことをオススメいたします。あっ、でも制作側も同じ思いなのか吹き替え版はないらしいですね。
ベトナムの少女?に恋をしてその兄と仲良くなる。正直、アジア系の子はやはり若いんでしょうね~見た目はどう見てもロリコンというか女性なのだが少女にしか見えないんだよなぁ~
いま、改めて見るとテロの恐ろしさはアメリカだけは身をもって何度も味わってるんだなと。少年が平気で爆破テロを繰り返す。ロビン・ウィリアムスがその事実を知った時に裏切りや失望を覚えたかもしれないがそれ以上に戦争の怖さを知ったのかもしれない。
20代のフォレスト・ウティカーの若々しい演技も光ります。僕の好きな戦争映画の中でも5本指に入るかなぁ~ -
Gooooood morning, Vietnam!!
戦争シーンは少なく、兵士たちがどんな様子で生活しているのか、現地のベトナム人とどう接していたのかが重点的に描かれている。
慣れない気候の中、笑いやロックに飢え、ラジオ放送を心待ちにしてる姿はいかにも人間らしい。それだけに、戦争があまりにも残酷で、辛い。
ベトナム人も南側では友好的に接してくれる人もいるが腹の内ではどんな思いだったのだろうとも考えさせられた。 -
なんとも切ない。
前線ではなく兵士達のオフの時間が多く描かれていましたが、祖国を離れ、命をかけてそこにいる。笑いはあっても、ここは戦場。ロビンウィリアムズの表情が辛い。
誰も死なないでほしい。そう願ってしまいます。 -
2023/06/04
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ベトナム戦争時サイゴンの米軍放送でDJを務めることになった一等兵の物語。ハイテンションで型破りな彼の放送は現場の熱い支持を受けるが、規律重視の上司筋からはにらまれてしまう。そして(下心もありつつ)ベトナム人も同じ人間として積極的にかかわっていくが。。。
中盤までほとんどロビン・ウィリアムズ話芸の独壇場なのが、急に戦場を描いた場面で現実に引き戻される。サッチモのワンダフルワールドと絵面の対比が非常に効果的。そして比較的フラットとはいえまだいくらか米人の独善性が感じられた主人公の態度に、最後の方でベトナム側からのアンサーも。まあ、最後きれいにまとめられちゃうんだけれども。
と、娯楽作ながらいろいろ考えさせてもくれる作品だけれども、やっぱり軍の放送で機密関係はいかんだろうと思っちゃたのは、自分の頭が固い証拠か。逆にそれを許す少将は(本当にいたならそれが)アメリカの強さなのかな。と考えたりもした。 -
ストーリーも構成も設定もとても面白かった
ロビン・ウィリアムスの演技が素晴らしい。
ロックってこういうことだよなぁみたいな。
『この素晴らしき世界』が流れるシーンと兵士の前でオフラインDJやるシーンがたまらなく良い。
バリー・レヴィンソン監督の他作品も興味湧いた。
アメリカの歴史とジョークが分かれば多分もっと楽しめる。