SaGa Frontier2 Original Soundtrack
- スクウェア・エニックス (2006年1月31日発売)
- Amazon.co.jp ・音楽
- / ISBN・EAN: 4988601460415
感想・レビュー・書評
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サガシリーズの作曲担当者が伊藤賢治から浜渦正志に初めて変わった作品。ゲーム自体も歴史物語に様変わり。そのせいか旧来からの熱心なサガファンとイトケンファンの反感を買ってしまい、悲しい事に一部では批判の対象になってしまった。
音質的な話をすれば、サガフロ1のスーパーファミコンかと疑うような音質からは一変し、やっとPS世代になったんだと感じたことを思い出す。(正確に言えばゼノギアスあたりから、かな)
水彩画チックなゲーム画面によく合うオーボエ、フルートあたりの木管系と高音のストリングス、さらに今や浜渦さんの代名詞になりつつあるピアノで大半の曲は構成されている。
サントラ単体でも充分に楽しめるとは思うけど、これはゲームをプレイしていた方が情景が浮かんできてより楽しめると思う。ゲームへのフィット感が半端じゃない。
99年デジキューブ発売の旧盤のブックレットは一部曲名が間違っていたけど、06年にスクエニから再販された新盤では修正されている上に新たなライナーノーツまで付いている。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
FFXIIIの作曲者、浜渦正志氏の初のソロRPGアルバムです。一度絶版になりましたが、人気が高かったそうで、再販しました。現在でも浜渦氏の最も好きな作品としてあげる人が非常に多く、浜渦氏も然りです。
彼にとって「SaGa Frontier 2」は、シリーズ前作までのコンポーザーである伊藤賢治氏との音楽性の差異に悩んだあげく、聴衆に媚びを売るよりも自分の個性や考えを前面に提示することを選び、以後の彼の堂々としたスタンス、音楽のアイデンティティを確立して後々まで彼自身に強い影響を持つ作品となっています。具体的には、彼の前作「チョコボの不思議なダンジョン」にも表れていましたが、音質や激しさよりも純粋な音楽そのものの質を追求したり、同じメロディーを多様に編み直して作品全体に統一性を持たせたり、場面から一歩引いた視点からいろいろな解釈ができるような曲を作ったりしています。この姿勢はサガシリーズの生みの親であり育ての親である河津プロデューサーの取り組み方とも似通うところであり、地理、歴史、政治、戦闘、愛憎など多様な視点を持つこのゲームとの調和からは、若い頃からゲームを愛して憧れてきた彼ららしさが感じられます。
音楽はピアノが多く用いられており、シリーズ前作までのような躍動感は沸々と保存するように、表面は穏やかです。まずゆっくり聴くことができない人にはおすすめできません。繰り返し聴く中で発見のある、ゲーム音楽としては望ましい作りかも知れません。曲名はドイツ語。CD3枚組。
浜渦氏やサガシリーズ、ゲーム音楽の歴史的な作品であると思います。 -
サガフロンティア2のサウンドトラックCDです。
3枚組で、聞き逃してしまいそうな音楽も入っており、楽しめる様になっております。 -
浜渦氏はもっと評価されるべき。
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はんぱないっす。
やる気のない私にやる気を注入してくれたこの音楽たち。
このパワーはスゴイ・・・・・
ゲーム曲だからと侮るなかれ・・・・・・!!!!!