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- / ISBN・EAN: 4988142349026
感想・レビュー・書評
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『メル・ブルックスのサイレント・ムービー』[Silent Movie](1974)アメリカ
/88 分
“ロサンゼルスにある映画の都ハリウッド、名監督と言われていたメル・ファン
はアルコールで身を持ち崩ししばらく銀幕から遠ざかっていたが、何とかアル
コールとも手を切り復帰の秘策を練っていた。
ビッグ・ピクチャーズ・スタジオのベル所長と面会のオファーを取り付け、エッ
グス、ペルの3人で監督復帰一作目となる脚本を売り込みに。
オフィスに通されると、壁に貼られた業績表はこれ以上落ちようがないところま
で落ちていた。
来月も業績不振の場合は、乗っ取りや気取りの金持ちガバチョ商事がこの会社を
乗っ取ることになると嘆いてる所長に、これを作れば大丈夫と持ちかけたのがな
んとサイレント映画。
ひと悶着あったものの、大スター夢の競演ということで何とかOKもらい、いよい
よ3人は出演交渉に赴くことになるのでした。
最初に交渉したバート・レイノルズにOKをもらったことで勢いづいた3人は
ジェームズ・カーンと交渉に。
N.Y.にあるガバチョ商事では、恒例の会議前の$に向かってのお祈りのあと、
ビッグ・ピクチャー・スタジオ乗っ取りの件になり、メル・ファンの動きが目障
りだということで、ハリウッドに乗り込んで阻止することに。
ジェームズ・カーンに引き続いて、ライザ・ミネリ、アン・バンクロフトにもOK
をもらった3人はさらにパントマイムの神様マルセル・マルソーに電話で主演交
渉しますが、ここは残念断られてしまいます。
病院で見つけたポール・ニューマンにもOKをもらい、次々に新聞の一面を賑わす
ビッグ・ピクチャー・スタジオのニュースに業を煮やしたガバチョ商事では、乗
色仕掛けで切り崩そうといこうとなり、ヴィルマ・カプランを送り込むことにし
たのでした…”
は~い★ 今回は、豆狸大好きメル・ブルックスのサイレント映画へのオマー
ジュ『メル・ブルックスのサイレント・ムービー』です。
全盛期を過ぎてたとはいえ、メル・ブルックスが物心ついたころからサイレント
映画を見ていたことはまず間違いはなく、それが彼の映画作りにかなり影響を与
えていることは否定できないと思います。
そんな彼がトーキー当たり前のこの時代に、サイレント映画のテンポやアング
ル、大ネタ小ネタを取り混ぜて、本気で作ったサイレント映画が今回の『メル・
ブルックスのサイレント・ムービー』です。
ただ完璧なサイレントではなく、唯一“沈黙の詩人”と呼ばれるマントマイムのマ
ルセル・マルソーにあえて一言だけ喋らせるという、にくい演出にはやられまし
た。この辺がメル・ブルックスがメル・ブルックスたる所以かもしれません。
ここからはメル・ブルックス映画に出演してる気になる俳優・女優さんを、簡単
にまとめておくことにします。
先ず一人目は、3人トリオの一人太っちょのペルを演じてるのが、ドム・デル
イーズ[Dom DeLuise](1933年8月1日~ 2009年5月4日没:享年75歳)。
俳優・声優・コメディアン。アメリカ合衆国ニューヨーク州ブルックリン区にイ
タリア系アメリカ人の家庭に生まれる。地元の高校で演劇を学び始め、タフツ大
学へ進学。1960年代あたりから徐々にテレビや映画に出演し始めて、知名度を上
げていき、メル・ブルックス監督やジーン・ワイルダー作品の常連になっています。
二人目は、バーナデット・ピーターズ[Bernadette Peters](1948年2月28日生まれ)。
たぶんどう考えてもヴィルマ・カプラン役はマデリーン・カーンを予定してたは
ずが、スケジュールが合わなかったかなんかでキャスティングされたとしか思え
ない、マデリーン・カーン似の女優さん。
彼女には申し訳ないのですが、もしこの役をマデリーン・カーンがやってたらど
んなアドリブを見せてくれたことか、想像するだけでもわくわくしてしまいます。
バーナデット・ピーターズは、アメリカ合衆国ニューヨークのクイーンズでイタ
リア系の家庭に生まれる。2度もトニー賞を受賞していて、ミュージカル女優と
して有名な女優さん。
今回一回こっきりだけのメル・ブルックス作品出場となっておりますが、その容
姿を生かして今からでもマデリーン・カーンの思いを受け継いで、コメディエン
ヌになりませんかぁ?詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
1976年、アメリカ。30年前のハリウッドスターが豪華競演。リビングでこのDVD観て、ゲラゲラ笑うアメリカ人家族の姿が目に浮かぶなぁ。
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1976年、アメリカ。30年前のハリウッドスターが豪華競演。リビングでこのDVD観て、ゲラゲラ笑うアメリカ人家族の姿が目に浮かぶなぁ。