男たちの大和 / YAMATO [DVD]

監督 : 佐藤純彌 
出演 : 反町隆史  中村獅童  鈴木京香  松山ケンイチ  渡辺大 
制作 : 高岩淡  広瀬道貞 
  • 東映
3.43
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本棚登録 : 649
感想 : 140
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  • Amazon.co.jp ・映画
  • / ISBN・EAN: 4988101125005

感想・レビュー・書評

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  • 11/100
    鈴木京香さんが好きだけど
    なんだか見かけるたびにいきなり無茶なお願いをしてくる見知らぬ美人、みたいな役だなあ。
    そうでないとストーリー展開しないんだけど。

  • 戦争は風化させてはいけないとは思うけど…正直この手の映画に飽きてきてしまいました。もうお腹いっぱい。しかもこれ、他の戦争映画の倍は暑苦しいし。まさに「男たちの」って感じ。

  • 男達の大和/YAMATO
    Netflix
    仲代達也…ええ枯れっぷりやねぇ〜
    こんなちっこい船で二百kmもの遠海に出れるんかねぇ〜
    ケツバットって大昔から有るんやねぇ日本人の伝統みたいなもんなんやなぁ笑笑。この年代の人達の親を大事にする想い、家族を大事にする想いの強さには頭が下がります。遊就館で見た多くの遺書や手紙の数々、その中の言葉の教養の高さに驚いたんだよね。
    しかしレイテ辺りから目頭が熱くなりっぱなしですなぁ笑笑
    国を守るという事は、自分の家族や大事な人たちを守る事、引いては日本国に住んでいる人達を守ること、だから自分たちが命懸けて戦うんだって…覚悟を決めて生きるって凄いですね。我慢と葛藤と悔悟と恐怖と勇気と色々綯い交ぜて、それでも笑って…強いです。強すぎる…
    一茂の「散る」話は素晴らしいですねぇ〜死ぬ意義…一発で腑に落ちました。
    戦闘シーンの地獄っぷりが…こんな凄まじい状況下でも戦おうとする気力が凄い…
    泣いたなぁ〜涙出て来る出て来る…
    自分の国を守る為なら…今世界で起きている事を見て、しっかり考えよう…そう思う。

  • 暇をもてあましている息子のために、嫁さんが何本かのDVDを借りてきていて、その中の1枚に『男たちの大和』がありました。

    昨年、町内会のレクで向島にある映画ロケ地の見学に行ったので、それを覚えていて、この映画を観たがったようです。

    時間も長いこともあり、息子は集中して観ることができなかったですが、戦争が格好イイものではなく、常に死と隣り合わせの恐ろしいものであることは理解してくれたようです。

    -----story-------------
    2005年4月、鹿児島県枕崎の漁港。
    老漁師の神尾のもとを内田と名乗る女性が訪ね、60年前に沈んだ戦艦大和が眠る場所(北緯30度43分、東経128度04分)まで船を出してほしいと懇願する。
    彼女が大和の乗組員・内田二兵曹の娘と知り驚いた神尾は、小さな漁船を目的の場所へと走らせる。
    神尾もまた大和の乗組員だったのだ。
    内田二兵曹の名前を耳にし、神尾の胸裡に60年前の光景が鮮やかに甦ってくる…
    -----------------------

    先日、映画館で見た『トンマッコルへようこそ』 に続いて、連続での戦争映画鑑賞。

    戦争について、色々と考える良い機会になったと思います。

    私たちよりも、ずっとずっと若い世代の人達が、様々な想いを胸に抱きながら犠牲になったという事実… そして生き残った人達の苦悩を忘れてはいけませんね。



    それにしても、、、
    大和って美しい姿をしていますねぇ。

    戦争や兵器を美化するわけではありませんが、、、
    大和が大海原を航行しているシーンは感動ものでした。 o(T^T)o

    -----------------------------------------------------------
    監督: 佐藤純彌
    製作: 角川春樹
    プロデューサー: 厨子稔雄
             小柳憲子
             村上典吏子
    製作総指揮: 高岩淡
           広瀬道貞
    企画: 坂上順
        早河洋
    原作: 辺見じゅん 『決定版 男たちの大和』(ハルキ文庫刊)
    脚本: 佐藤純彌
    撮影: 阪本善尚
    特撮監督: 佛田洋
    美術: 松宮敏之
        近藤成之
    編集: 米田武朗
    音楽: 久石譲
    主題歌: 長渕剛
    VFXスーパーバイザー: 進威志
    照明: 大久保武志
    整音: 瀬川徹夫
    録音: 松陰信彦
    助監督: 山下耕一郎
    CGスーパーバイザー: 野口光一
    テクニカルコーディネーター: 根岸誠
    音楽総合プロデューサー: 角川春樹
     
    出演:
    反町隆史   森脇庄八
    中村獅童    内田守
    鈴木京香   内田真貴子
    松山ケンイチ    神尾克己
    渡辺大    伊達俊夫
    内野謙太    西哲也
    崎本大海   常田澄夫
    橋爪遼   児島義晴
    山田純大    唐木正雄
    高岡建治   茂木史朗
    高知東生   川添
    平山広行   玉木
    森宮隆   大森
    金児憲史    町村
    長嶋一茂    臼淵
    蒼井優   野崎妙子
    高畑淳子    玉木ツネ
    余貴美子    西サヨ
    池松壮亮   前園敦
    井川比佐志    組合長
    勝野洋    森下信衛
    野崎海太郎   能村次郎
    春田純一   小池久雄
    本田博太郎   古村哲蔵
    林隆三    草鹿龍之介
    寺島しのぶ    文子
    白石加代子    神尾スエ
    奥田瑛二    有賀幸作
    渡哲也   伊藤整一
    仲代達矢    神尾克己

  • 戦艦大和を舞台に、そこで活躍していた乗組員の男たちの生き様を描いた作品。
    振り上げたこぶしをおろすことができないものなのか。
    途中「なぜ自分たちは死ぬのか?意義は何だ?」と問いかけるシーンがあるが、その答えは納得できるものではなかった。(それっぽく描写はされているが)
    あと久石譲の音楽がとても良い。

  • 作中に言及はなかったが、アメリカと比べるともう時代遅れでしかなかった戦艦大和。
    呉が舞台の一つでもあるから、「この世界の片隅に」の中で湾に浮かぶ大和を見て「日本には大和がいるから大丈夫じゃ」と言っていたシーンをふと思い出した。

    大和の最後が水上特攻であったこと、そして特攻もできず沖縄に辿り着くこともなかったこと、相手に少しのダメージも与えられなかったことを私は史実としても知らなかったけれど、きっと上層部以外は予想もしていなかっただろうな。
    大和は不沈戦艦だと思われていたし、それに乗れることがどれだけ水兵として誉だったか。
    齢15や16で死ぬことが恐くないと思わせる教育が相変わらず恐ろしい。
    ただ、水兵は陸軍がメインになりやすい他の戦争映画に比べて、食糧が確保されている分、幾分か人間らしい生活ができており特攻する前までの生活には悲壮感がなかったのが発見だった。現実もそうだったのだろうか。

    当たり前ではあるけれど、沖縄戦・神風特攻・大和による水上特攻どれもが本土決戦を少しでも延ばすための愚策で、どれも同じ目標に向かって行われていたことが虚しい。

    大和自体も迫力もあって、人の四肢がいとも簡単に吹き飛ぶシーンも見応えがある。
    また、上官が生命を無駄にするな、生きろと言ってくれるシーンが他の作品よりも多くて少し救われた。
    ただ、彼らの犠牲のおかげで平和があるという言いっぷりは戦争賛美に写ってもったいないなと思った。

  • 物語は戦争モノでありがちだが見せ方が秀逸。大和が魅せる美しきシンメトリー。その中を縦横無尽に駆け回る兵士たち。それが大和そのものの大きさを如実に物語るのだ。
    皆誰もが心の中では「死にたくない」と叫んでいる。それでも、戦争が邪魔する。家族、男女の仲を戦争が邪魔する。だからこそ彼らは戦争を受け入れ、必死に敵と戦った。まさしく命懸けで。
    敬礼。

    p.s.高畑淳子の演技には脱帽。

  • 大和の実物大のセットは壮観ですが、どうも作り物感が拭えない。そのせいか、ドラマまで作り物っぽく見えてしまうのだなぁ。登場人物はあっさり死んでしまい、今一つ盛り上がりません。クライマックスは壮絶な海洋スペクタクル(?)になることを期待したら拍子抜けするほどあっさり沈没してしまうし、映画全体がペラペラです。「玉砕」の名の下に命を散らした若者がいたという事実は重いのですがてん

    どうしてお前が美味しいところを持って行く?の長嶋一茂が爪跡を残したことは付言しておきます。

  • 2005

  • 夕方福岡を発って、ハワイに着いたのは2月26日の朝6時でした。
    朝靄の海の中からあらわれた緑の島はオアフ島。低い山々を越えると真珠湾が見えてきます。
    おお、これは南雲機動艦隊を飛び立った淵田大佐率いる第一次攻撃隊の進入コースとひょっとしたら同じじゃあるまいか。トラ!トラ!トラ!と思わず叫んでまわりの乗客から怒られたのは、それまで見ていたこの映画のせいかも知れません(嘘)。

    戦争物の日本映画といえば、俳優たちの演技がやたらと大げさで、暗くてお涙頂戴で、そのわりには戦闘シーンがチャチで見る気があまり起こりませんが(これまでの日本映画で記憶に残るのは「トラ!トラ!トラ!」ぐらい。でも日米合作ですね)、この映画は、その点、よくできていると思います。

    真珠湾攻撃からわずか4年後の昭和20年4月。
    敗色濃厚な中、特攻隊として沖縄にむかう戦艦大和の奮戦ぶりを、乗り込んだ少年兵たちに焦点を当てながら描きます。

    主人公である神尾少年兵の幼なじみ、野崎妙子を演じた蒼井優がよかったです。
    明るいキャラがほほえましい。

    くどくもなく、鼻につくお涙頂戴でもなく、良い映画でした。

    戦闘シーンの阿鼻叫喚は秀逸。日本映画では出色のデキ。

    ただ、この映画の戦艦大和、超弩級の戦艦というよりも、巡洋艦ぐらいしかみえないのは、CGでは絵がきれいになりすぎて、鉄の持つ重量感・重厚感が出しにくいのかもしれません。
     
    もちろんツッコミどころもたくさんあります。
    内田二等兵曹(中村獅童)がこっそり大和に乗り込むことができたり(最高軍事機密のはずなのにそんなに簡単に忍び込めるの?)、この兵士が傾いた大和に踏みとどまって、25ミリ3連装機銃でバッタバッタと敵機を撃ちおとしたり(まるでマトリックスレボリューションズのキャプテン・ミフネ)、ファンタジー感たっぷりです。

    また、三国廉太郎が突然自分の人生の意義を悟って感動しはじめるので観客も無理矢理それにつきあわなければならないわけですが、それにしても、もうちょっとこの人の終戦後からこれまでの行程を描いておいてくれれば、彼の心境についてもそれなりに共感とか納得ができるんだろうけど、漁船でトコトコ海を渡って、ある地点に来たらふいに「自己の存在理由が分かった」といわれても、はあそうですかとしかいいようがないなあ、と思ってしまいます。

    とはいえ、生き延びた若い主人公が、亡くなった同年兵の母親を訪ねるシーン、これにはおもわず涙がでます。もしもう一度見ることがあれば、やはりここで涙が溢れるでしょう。

    最近の日本の若い俳優を知らないので(わかったのは長島一茂ぐらい)、みんな同じ顔にみえて、まるで外国映画を観ているようでした。

    残念なのは、機内の小さな画面で見てしまったこと。
    せっかくの戦艦大和の映画、その勇姿と激越な戦闘シーンは、映画館の大画面でみるべきでした。

    話はハワイに戻りますが、真珠湾攻撃を行った南雲機動部隊は、約2週間をかけて北海道からハワイまで航海し、そこで航空機380機による奇襲を敢行したわけです。

    今回そこに飛行機で行ったわけですが、いや遠い、遠い。
    途中ミッドウェイも通りましたが、よくもまあ、こんなに広い海を渡って戦争しにいったものです。

    アメリカが事前に真珠湾攻撃を察知していたという説がありますが、この距離から考えると、ほんとにそうかなあと思えてきます。
    まさかあんなに遠くから艦隊がやってはくるはずはないと考える方がごく自然です。
    事前に暗号を解読していたとしても、それでもやはり信じられなかったのではないでしょうか。

    だからこそ奇襲が成功したんでしょうが、こういう作戦を立案し、成功させた山本五十六は、とんでもない人物だなあと思いました。

    それに較べ、大和に片道の燃料を積ませて沖縄に突っ込ませ、浅瀬に乗り上げて、敵の上陸部隊を攻撃するというこの特効作戦、滅茶苦茶もいいところで、よくぞこんな馬鹿げたことを考え出したものです。貧すれば鈍するということなのでしょうが、太平洋戦争末期の戦争指導者たちの劣化ぶり、ヒステリーぶりを物語るものでしょう。

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著者プロフィール

映画監督。1932年、東京都出身。
東京大学文学部卒業後、56年に東映東京撮影所に助監督として入社。伊藤大輔、今井正、家城巳代治、小林恒夫監督らに就き、63年『陸軍残虐物語』にて監督デビュー。『未完の対局』(82)はモントリオール世界映画祭グランプリに、『敦煌』(88)は日本アカデミー賞最優秀監督賞及び作品賞に輝いた。

「2018年 『映画監督 佐藤純彌』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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