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- / ISBN・EAN: 4562102156383
感想・レビュー・書評
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“時代”の共通感覚ってあるんだなぁ。根津甚八何故か表情を見ているだけで悲しくなる。
秋吉久美子、なんともセクシーな存在だ。
この2人のヘアスタイルはまさにあの時代を表している。
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柳町光男 監督 1982年の作品
根津甚八 秋吉久美子 主演
茨城県の農村で、
百姓をしている山沢家には
長男 幸雄(根津甚八) 次男 明彦がいた。
幸雄はダンプの運転手をしていた。
幸雄は結婚して 二人の息子 勝也と哲也がいた。
明彦は東京の建設会社に勤めていた。
幸雄は気が荒く 些細なことで暴れる性格を持っていた。
二人の息子を 水難事故で失うことによって
幸雄の人生は大きく変わっていく。
幸雄は 背中に二人の戒名を彫り物をして
飲み屋の純子(秋吉久美子)を 妾にする・・。
仕事がない中でも トラックの仕事をしていた
幸雄は 覚せい剤の常習者になっていた。
明彦は東京から戻り、トラックの仕事を手伝うようになっていた。
幸雄自身が覚せい剤で『崩壊』していく・・・・
得意先とは喧嘩をして、
幻覚症状で、うなされ・・・
仕事まで できなくなってしまう。
純子は 飲み屋に働き出るが・・
それでも追いつかない。
借金で どうしようもない状態となり、
明彦から金を借りる・・・
純子は 『仕事をしているあなたを見たい
仕事をしてほしい』と 幸雄に頭を下げる。
こういう映画は、つらい。
『覚せい剤』の持つ恐ろしさが 刻々と刻まれていく。
自分自身が 崩壊し 回りの人が崩壊していく。
兄が おかしな人間とつき合っている。
だんだんおかしくなっている・・・ことを気がついている弟
幸雄が覚せい剤で幻覚症状が出ていることを知っている仲間
それを、踏み込んで、幸雄を立ち直らせようとする
ことができない・・・
それほど 幸雄が ゆがんでしまったいたのだ。
ホントの『悲劇』は、そういう中でおこる。
水田をとうりぬける風のざわめきが
映像的にきれいであることが、人間のはかなさを教えてくれる。 -
なんにせよ、小林念持がすごい。もう、体を張ったってこのことです。暗いけどカッコイイ。
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鹿島などを舞台とした作品です。
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愛することとは、こんなにも哀しいことですか。