デイジー [DVD]

監督 : アンドリュー・ラウ 
出演 : チョン・ジヒョン  チョン・ウソン  イ・ソンジェ  チョン・ホジン  デヴィッド・チャン 
  • アミューズソフトエンタテインメント
3.60
  • (32)
  • (47)
  • (56)
  • (9)
  • (6)
本棚登録 : 218
感想 : 40
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  • Amazon.co.jp ・映画
  • / ISBN・EAN: 4527427635746

感想・レビュー・書評

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  • アンドリュー・ラウ監督作品。
    アンドリュー・ラウ監督は『インファナル・アフェア』しか観たことがなかったけど、『インファナル~』は主演のトニー・レオンがめちゃくちゃ好きだし、筋が面白くて引き込まれるから、とっても好きな映画の一つ。 (つまりは監督に因るところかはわからないけど)
    脚本は『猟奇的な彼女』(これまた大好きな映画の一つ)のクァク・ジェヨン。
    主演のチョン・ジヒョンもチョン・ウソンも大好き。
    …というわけで、評判はさておき、期待しまくりで鑑賞スタート。個人的にはその期待を裏切らないそこそこの作品だった。

    3人それぞれのモノローグで、それぞれの物語が展開されるという構成も良かった!

    全編オランダで撮影されたとのことだけど、その必要あったかどうかでいうと、私はあったに一票。
    異国で巡り会うというのが大事だし、そのときにデイジーの花にピタッとくる異国がオランダなんだろうな。
    途中チャイコフスキーが流れてきた時は、なぜにチャイコフスキー?!と思ったけど、チョン・ウソンの捨てられた子犬のような瞳、哀愁…には舟歌はぴったりだった!
    しばらく余韻が残る映画だった。

  • 『インファナル・アフェア』っぽくて、すごく好きなのに誰にも共感してもらえない。

  • 悲恋。
    この切なさは、韓国の作品でよく感じるものだけれど、音楽や流れからか、さらっとしていて見やすい。
    素朴な雰囲気の彼女もとても可愛らしい。
    ラストはとても印象的。
    でも、全体的にスタイリッシュな感じがちょっと気になってしまう。
    でもそれぞれのキャストが役と合っていて世界に引き込まれる。

  • オランダが舞台だけあって映像と音楽がとても美しい映画。
    三人の主人公のモノローグが淡々としていて、より静謐な雰囲気になっていました。
    しかし、美しさの裏には、暴力と死の世界があり、三人の運命は悲運の一途を辿ります。誰も幸せになれない。どころかこの舞台から退場してしまうんだからやりきれない。
    絵画、クラシック、デイジーといった要素が、作品をより一層美しく仕上げていました。

  • 韓国映画の良さがギュッと詰まっていて、とっても良かったです。

    風景がとても綺麗で、登場人物が皆いい人で・・・

    悲しいストーリーですが、最後のシーンに救われました。

  • 引き続きはまっている韓国映画。

    キャストが良くて借りてみたけど、中身もやっぱよかった。
    王道の韓国映画な感じ。

    切ないです。泣けます。


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    memo:アナザーバージョンも観たけど、そんなに違いはないような・・?
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  • 『インファナル・アフェア<』シリーズで男の魅力を堪能させてくれたアンドリュー・ラウ監督。
    『猟奇的な彼女』で新しい”彼女”の魅力を気付かせてくれたクァク・ジェヨン。
    『猟奇的な彼女』で”彼女”を見事に演じきったチョン・ジヒョン。
    『私の頭の中の消しゴム』で泣かせてくれたチョン・ウソン。
    個人的に好きな作品に関わってきた人たちが集った、まさにドリーム・チーム的な作品でしたので楽しみにしてました。
    そして、やはり期待は裏切りませんでしたねー。(⌒▽⌒)


    撃たれたヘヨンを抱きかかえるパクウィ。
    号泣だよ(泣)哀しすぎます。(T_T)

    パクウィが残したメッセージカード。
    彼女の愛用のカードを使って伝える想いに感涙。(T_T)

    パクウィの似顔絵を描こうとして、涙を浮かべるヘヨン。
    ジョンウへの愛と想いが痛いほど伝わってきました。

    思い出のデイジーの絵画に飛び散る血。
    悲劇、再びですよ。(T_T)

    三人が揃った雨宿り。
    看板のメッセージが・・・。
    上手いよな~。( ̄▽ ̄)



    前半はヘヨン→ジョンウ→パクウィの流れで3人語り手として描かれています。
    話が進むにつれてあのシーンのときに、あの人があそこにいたのか・・・などと楽しめましたね。
    まずはデイジーの花に夢見る画家のヘヨンの物語。

    ジョンウの似顔絵にコーヒーをこぼしてダメにしちゃったと
    嘘をついちゃうところが可愛い。(⌒▽⌒)
    このまま幸せな展開が続きながら、パクウィはいつ現れるのとやきもきしてたら、突然の銃声・・・、そして大量の血を口からこぼすヘヨン。
    じ、事件です。!(◎_◎;)
    あまりの急展開にいつ撃たれたのか気がつきませんでした。
    狙撃者の存在に気づいたジョンウも返り討ちにあう。
    崩れ行くジョンウがちょっぴりカッコよかったなー。
    病院のベッドの上でヘヨンが気づかされたのは声を失い、重傷を負ったジョンウも帰国。
    一気に波乱の展開だよー。


    次は捜査のために偶然知り合ったヘヨンに恋する刑事ジョンウの物語。
    2回目に会った時にヘヨンの美しさに気付いちゃうところがまた良い。
    せっかくプレゼントした花束がデイジーじゃないのもまた重要ですね。


    そしてやっと登場しました、闇の世界に生きながらも純愛に生きる暗殺者パクウィ。(^O^☆♪
    ヘヨンに近づいたり、声をかけるのも戸惑うその不器用な感じが好感触。
    彼女との話題づくりのために絵画の書籍を読むようになったり、自分自身でも絵を描いてみたり・・・、彼女のそばに少しでもいたい気持ちから広場に部屋を取ったり、思わずジョンウに接近して、彼女のために得た知識を披露したりと、なんとも初々しい奴です。
    恋に不器用な少年って印象でカッコイイと言うより可愛いって感じでした。
    雨中でジョンウを襲った犯人が、パクウィだったのには驚きましたね(笑)



    そんなヘヨンとジョンウの幸せな日々を遠くから見つめ、
    彼女の幸せを願い身を引くことを決意した矢先、ジョンウを狙う謎の集団を目の前に、ヘヨンを守るために行動するパクウィ。
    そして恋の急展開、人生の急展開とも言うべき合図となる銃声・・・。(>_<)
    ヘヨンの物語でのこのシーンは、本当にあっという間。
    突然の銃声に心臓がドキドキ、そして激しい銃撃戦のなかで
    いつの間にかヘヨンは口からは大量の血。
    パクウィの物語でやっとこの問題のシーンを改めて再確認できたのは嬉しかったですね。
    それと同時に改めてこの悲劇に涙、涙でした。(T_T)



    ジョンウの一時退場でどうなるかと思ったら、なぜかパクウィがずいぶん積極的に・・・。
    って言うか、こんなに積極的なパクウィはちょっぴり強引すぎて嫌だったな。


    でも少しでもそばにいたいと思うパクウィの気持ちはわかったけど、ちょっと遅すぎましたね。
    パクウィの似顔絵を描こうとして描かれた似顔絵・・・。
    涙ぐむヘヨンを見ていてとても切なくて、すごく心の奥が痛かったです。(>_<)
    もう少し早くパクウィが行動を起こしていれば、ヘヨンもこんなに辛い思いにならなかったのに。


    ヘヨンのために舞い戻ってきたジョンウが目にしたのは、ヘヨンと共にいるパクウィの姿。
    ヘヨンがジョンウに必死になって出したメッセージカードに書かれていたのは、『元気でしたか?』。
    伝えたい想いはいっぱいあるのに、伝えたい言葉はいっぱいあるのに、声は出ない、震える手でメッセージカードを出すのも精一杯。
    あ~~、もどかしすぎます。(>_<)

    真実を伝えてヘヨンの元を去るジョンウ。
    閉められたドアの外で号泣しながら崩れ落ちるヘヨン。
    そしてそんなヘヨンの想いをドア越しに感じるパクウィ。
    このシーンは本当に絶妙でした。(^_^)
    見事に三人が傷ついてます。



    あの事件の暗殺者を捕まえるべく、おとり捜査でターゲットとなるジョンウ。
    そこにやってきたパクウィ。
    車の中での2人のやり取りもいい感じでした。
    一緒にヘヨンの個展に行こうと告げるジョンウだったのに、なぜか個展にはパクウィ一人だけ。
    それと同時にヘヨンの耳にジョンウ殉職の知らせが・・・。
    なぜ?なぜなの??まさかパクウィが・・・。( ? _ ? )
    いや、彼はそんな奴じゃないと信じました。
    きっと、あのジョンウとパクウィの会話の後に何かが起こったのだと・・・。
    殉職してしまったのは残念でしたが、個人的にはパクウィVSジョンウの銃撃戦を見たかったですね。
    殉職しないで、2人で個展に行っちゃう展開も見てみたかった気もします。(^_^)
    でもそうなっちゃうとただのラブストーリーで終わっちゃって、
    たぶん作品への感動もありきたりになっていたでしょうね。



    ジョンウ殉職から一年後、同僚のチャン刑事から犯人のことを耳にするヘヨン。(そこでクラシックが来たかーと思いましたね。(^_^))
    パクウィの部屋から見つけてしまった証拠を突きつけるヘヨン。
    テーブルをドンドンしたり、銃を突きつけるヘヨンの姿に、ジョンウへの愛を痛感しましたね。(>_<)
    目覚めたヘヨンの元にはパクウィが残したメッセージカードと、ヘヨンが運命の人に渡したデイジーの絵画が・・・。
    このシーンも大好きでしたね。(^∇^)
    彼女の幸せだけを願った孤独な男の不器用な想いが、心の奥に染みこんできました。



    広場でデイジーの絵画を掲げながら必死に声なき想いを伝えるヘヨン。
    それを読唇術で読むパクウィ。
    このシーンも声がないところが、またいいんですよね。(^∇^)


    彼女の前に現れたパクウィ。
    そして語られるジョンウ殉職の真実。
    やはりパクウィを信じてよかった。


    2人の恋でハッピーエンドになるかと思いきや、やってくれました。
    悲劇再び。(>_<)
    パクウィを助けるために飛び出したヘヨン。
    彼女の身体を貫く一発の銃弾・・・。!(◎_◎;)
    崩れ落ちるヘヨンを抱えて必死に叫ぶパクウィ同様に、心の中で「えっ、マジで!? やめてくれよ!」と私も泣き叫びましたねー。(T . T)


    そして最後は深い悲しみと激しい怒りを胸に、組織に単身乗り込むパクウィ。
    も~カッコイイ。(^O^☆♪
    一人、また一人と敵を倒しボスの待つ部屋までいくパクウィが最高!
    このアクションが最後にビシッと締めてくれましたね。
    このアクションの魅せ方はとにかくカッコイイ!(^∇^)
    ここはやはりさすがアンドリュー・ラウ監督と言ったところでしょうか。



    アクション。、人間ドラマ、ロマンスと最高のものを見せてくれたこの作品。
    あえて、あえて希望を言うならば・・・。
    ラストカットに画面いっぱいのデイジーの中で、ヘヨンの描いたデイジーの絵画を見つめるパクウィ。
    そして流れるクラシック・・・。
    そんな感じのエンディングにいってほしかったかな~、なんてね。(*^_^*)

    でもね実際のラストカット、雨宿りをしていた過去の3人の姿もとても印象的でしたね。
    看板に書かれた”どんな未来も変えられる”というメッセージが、心の中に響いてきました。(^∇^)


    個人的におじいさんがいい味出していて好きだったなー。
    おじいさんが撮った写真もすごく印象的でした。



    よくよく考えたら、この作品の中で誰も「愛してる」や「好き」という言葉を使ってません。
    そしてキスシーンさえも・・・。
    ラブシーンにキスも言葉も無用です。
    相手を想う心さえあれば・・・。
    でも運命は無情でした。(>_<)
    パクウィがもっと早くヘヨンの前に姿を現していたら・・・。
    ジョンウが素直に真実を告げていたら・・・。
    あのときの銃弾がヘヨンの声を奪っていなければ・・・。
    ジョンウが帰国していなければ・・・。
    部屋の前から去ろうとするジョンウをヘヨンが必死に捕まえていれば・・・。
    ヘヨンが運命の人に気がつき、あの広場に来ていなければ・・・。
    様々な”もしも”が頭の中をグルグル駆け巡ります。
    失くしたピースがキッチリとはまっていたら、運命は変わっていたような気がします。

    だけどこの心が痛くなるようなやりきれなさ、切なさがこの作品を最高のモノにしてくれました。
    現実はそう上手くいくことばかりではありません。
    そう考えるとリアルに3人の恋を描いていたと思います。



    さて男ならば、ジョンウ派か?それともパクウィ派か??考えるはず。
    私は断然パクウィ派です(笑)(^∇^)



    アクションは前述しましたが、組織への突入シーンも良かったのですが、ジョンウの階段から落ちながらの銃撃シーンもなかなかのものでした。


    それにしてもオランダの映像美もまたいいものですね。
    異国の地と言うのがまたこの作品を良質のモノにしていますよね。

    今作では音楽もとても印象的でした。
    劇中で使われたクラシック曲もそうですが、特にエンディング曲が素晴らしかったです。
    思わずサントラ買ってしまいました(笑)(*^_^*)


    ラストの雨宿りのシーン。
    空に掲げられたデイジーの花。
    空は青空のカラーの色がつき、「フラワーズ」という台詞・・・。
    最高に素敵な演出です。(^◇^)

    「フラワーズ(お花です)」という台詞を耳にするたびに、心がキュンとしてしまいそうです。
    今作で使用されたのはオックスアイ・デイジー(和名フランスギク)だそうです。


    こういう作品を作らせたら、本当に韓国は天下一品だと思います。

    【上映時間】125 分
    【製作国】韓国
    【主な出演】
      チョン・ジヒョン:ヘヨン
      チョン・ウソン:パクウィ
      イ・ソンジェ:ジョンウ
      チョン・ホジン:チャン刑事
    【監督】アンドリュー・ラウ
    【脚本】クァク・ジェヨン
    【音楽】梅林茂/チャン・クォンウィン

  • 私にはジョン・ウーの「狼」のリメイクに見えて、すごく面白い。

  • オランダで撮影された映画みたい。映像とストーリーが結構合ってて良かったかも。ストーリー自体はベタな感じはするけど、チョン・ウソンはステキだったー♡ チョン・ジヒョンも可憐だったし、切なく泣ける映画だった。

  • 韓流映画に手を染めはじめました。
    ストーリーはフィクション、だからそこにつっこむのは非常にナンセンス!
    これは私が小説や映画について語るとき(えらそうに)の定石です。

    ありえないっしょーっていうのは
    当たり前なのです。
    だって、物語だもの、作り物だもの、藝術だもの。

    そういう次元を超えて評価批評されるべきだと思うのです。当たり前のことなのだけど、このあたりをいちいちぐじぐじ述べる人って多いと思うので。そしてそういう意見にはすごく理屈っぽい印象を抱いてしまうのだけどね。

    この映画は善人と悪人が対立していたようでいて
    結局善人ばかりという物悲しいお話です。
    なにも、死ななくていいのに。

    それでも非常に美しい愛に泣けてきます。
    だって、どうしてそんなに人を想えるのだろう。
    純粋に愛を持っている人ばかりで涙が止まらなかったです。

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