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- / ISBN・EAN: 4580120519942
感想・レビュー・書評
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これは童貞ムービー版『ドラえもん』!!めっちゃ好き!!世間的な評価はあんまり高くないバカ映画だけど、私はめっちゃ好きです。面白かった!『フェリスはある朝突然に』よりも好きです。
『ときめきサイエンス』、この珍妙なタイトルの映画を知ったのは5〜6年前だったか。当時ブクログのFFさんで、すごくセンスのある方がいまして、その方が登録されてたのがきっかけ。女性でその頃大学生かなんかだったので、今は20代後半から30歳ぐらいかな。その人に教えてもらった映画はけっこうあって、だいぶ歳下だけど映画の師匠ぐらいに思ってるところがある。
原題は『Weird Sience』。weirdってのは不気味なとか奇妙なとか、異様なって意味。邦題を『ときめきサイエンス』としたセンスのよさ!
これ同名の漫画、アメコミ原作らしい。映画を観るとわかりますが、まさに「マンガの世界」で、表現が非常にバカバカしい!笑
いちおうSF映画ではあるけど、SF的表現とか一切無視!高校生の童貞男子ふたりがコンピューターとブードゥーの秘術的なもの?を用いて、セクシーな女の人を作り出すって話。普通のSFだと「作り出す過程」を重視しますが、この映画ではマンガ的表現にしてしまって、そこをガン無視してる!笑
つまり、この映画の力点はそこじゃないってことです。あくまでこの女の人が出てくるってことが重要なだけ。
この女の人、リサはなぜかすごい力を持ってまして、魔女とかドラえもんみたいに魔法というか超能力というかで、なんでもできちゃう。『フェリスはある朝突然に』のフェリスが神だったように、リサも神なんですよね。
それで、ドラえもんみたいに少年たちを成長させるってお話。
ジョンヒューズ作品って青春コメディ映画だけど、青春映画寄りなのかコメディ寄りかで好みが分かれると思う。世間的な評価が高いのは青春映画寄りの方だと思うけど、私はこの映画のバカバカしさが大好き!
たぶん、今の童貞コメディ映画やブロマンス映画にものすごく影響を与えてるんじゃないかと。
それと、この映画も『卒業白書』に似てる。私はここらへんけっこう好きなんです。『初体験リッジモンドハイ』とか。
リサの誕生について「SF描写をガン無視してる」と書きましたが、これをちゃんとSF的に描写したのが先日観た『スピーシーズ』とかになるのかなと。
要するにセクサロイド、ダッチワイフを作るって話に行きそうなんだけど、『ときめきサイエンス』はそうでなくて、あくまで『ドラえもん』なんですよね。
セクサロイドを生み出すというのは、フェミニズム的にどうかと思う点もありますが、比較してみると90年代の『スピーシーズ』は女性主体に実はなっているんじゃないかなと思います。(そして『スピーシーズ』はその深いテーマは描けていないw)
メインテーマはオインゴボインゴ!『ミッドナイトラン』もダニーエルフマンだったけど、昔の方が良く感じる。
そういや『フェリスは〜』はジグジグスパトニックだった。この辺の使い方、けっこう好き。
出演者は、主人公の兄がビルパクストン!けっこう重要かつビルパクストンらしい役。惜しくも亡くなってしまったけど…。
それから若き日のロバートダウニーJr.!ジョックのいじめっこ側で出ている。
一番面白かったのはマッドマックスネタです。ヴァーノンウェルズがまったく同じ役どころで出ている笑。
そして相棒は『サランドラ』のマイケルベリーマン!!詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
85年作ということで、80年代の雰囲気が充満しています。ヘタレの高校生コンビが、コンピュータで作り出して美女に男らしく成長させてもらうという青春コメディです。こんなお姉さんに指南してもらえるなんて羨ましい!今となってコンピュータに託された夢が無邪気ですね。
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コメディだし古い作品なので突っ込んじゃいけないだろうけど、あのPC画面は酷過ぎてw
理想の女をPCでつくろう!と作っていくのだけど、最終的にスキャンしていく過程も酷いw
偶然?とはいえこの能力があるならいじめられっこでいないと思うけど。
主役の子、ハリーみたいだなぁと思って見てたので、隣もロンに見えてくる…笑
ロンに見えた子は、「すてきな片思い」に出てた子なのね!
理想の彼女は美人で美しかったが、借りて見る気にもならないB級感だった。 -
「ブレックファスト・クラブ」は青春映画の傑作なのですが、その次にこんなB級映画を作るとはね。よくわからないな、ジョン・ヒューズ。まぁ、前編80年代のミュージック・ビデオを見ているような感じで嫌いじゃないですけど。