観音経に学ぶ (1984年)

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  • 日々の出来事から、観音経を学びます。本書の随所に、しみいる言葉がいっぱいです。
    「人間、六十年生きたら、ご恩返しの季節に入ったと考えても悪いことはありません。」
    本当に、何かのご恩返しができればと思います。

    人間、六十年生きたら、ご恩返しの季節に入ったと考えても悪いことはありません。支えられ守られて生きてきたのだから、いつかご恩をお返ししようと思うのは、人間らしい自然さです。その努力をはじめることによって、今まで考えもしなかった新しい世界が訪れ、見えなかったものが見え、聞こえなかったものが聞こえ、自分に降りそそぐ天地の慈悲の音が心に満ちてきます。 ー 69ページ

    ぼんやり歩いていると、何ひとつとび込んでは来ませんが、ときに足をとどめ、耳を澄ませてみると、この世はすばらしいものずくめです。尊い教えは身辺にうず巻いているの ですが、わたしたちはなかなかそれに気がつきません。
    禅では「脚下照顧」といいます。遠くを見なくとも、高きを望まなくとも、自分の脚もとに教えはあるというのです。吉川英治さんは「吾以外皆我師」と申されました。いたるところに教えは充満しているというのです。 ー 75ページ

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