自由のための文化行動 (1984年) (A.A.LA.教育・文化叢書〈7〉)

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感想・レビュー・書評

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  • 「被抑圧者の教育学」から、さらに「識字を通した意識変化の過程とは?」という点に焦点を絞って論じた著作。筆者が繰り返し強調する「意識化」のために識字が必要な理由は、そもそも何なのかということについて理解できる。訳文がまどろっこしい感じで、長さの割りに若干読みにくさを感じた。フレイレの本文に加えて、日本における実際の成人識字の取り組みについて書いた寄稿文と、最後の訳者後書きも大変読み応えがあった。フレイレの本というよりは、むしろこの三者全てが揃ってこの一冊という感じなので、読み飛ばさない方が良い。

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著者プロフィール

(1921年9月19日~1997年5月2日) ブラジル北東部ペルナンブコ州に生まれる。教育学者、哲学者。「意識化」「問題解決型教育」などを通じ、20世紀の教育思想から民主政治のあり方にまで大きな影響を与えた。その実践を通じて「エンパワーメント」「ヒューマニゼーション(人間化)」という表現も広く知られるようになる。本書が代表作。

「2018年 『被抑圧者の教育学 50 周年記念版』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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