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- Amazon.co.jp ・本 (193ページ)
感想・レビュー・書評
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「被抑圧者の教育学」から、さらに「識字を通した意識変化の過程とは?」という点に焦点を絞って論じた著作。筆者が繰り返し強調する「意識化」のために識字が必要な理由は、そもそも何なのかということについて理解できる。訳文がまどろっこしい感じで、長さの割りに若干読みにくさを感じた。フレイレの本文に加えて、日本における実際の成人識字の取り組みについて書いた寄稿文と、最後の訳者後書きも大変読み応えがあった。フレイレの本というよりは、むしろこの三者全てが揃ってこの一冊という感じなので、読み飛ばさない方が良い。
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