妖精郷の囚れ人 (1983年) (妖精文庫〈32,33〉)

  • 月刊ペン社
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感想・レビュー・書評

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  • 2014年神田古本まつりで購入。上下巻だけどブクログには何故か1冊で登録されている……。
    怪奇小説で知られるブラックウッドだが、こちらの長編も『ジンボー』と同じくファンタジー。児童文学を思わせる『です、ます』調の訳文は今読むと逆に新鮮さを感じる(それとも本当に児童文学?)。
    全体的にキラキラとした美しいもので満ちていて、怪奇短編とはまた違う雰囲気が良かった。

  • 夜と星の幻想に溢れ、〈スターライト急行〉や〈星座の網〉を思い出す場面は特に美しい。
    幼い時分の空想や心情を思い出せなくなっている自身が寂しく感じられます。
    また全ての人の役に立ちたい、助けたいと願うロジャーズと、その想いが伝播する様は読んでいて心が温まる。
    全編通して実に美しい作品だが、その魅力を言葉にしようとするとすぐ「もからんで」しまい困りものです。

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