ソムニウム夜間飛行記 (1982年)

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感想・レビュー・書評

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  • 短い絵物語集。
    実は、マンガ図書館Z http://www.mangaz.com/ で閲覧。
    中古価格がとんでもないことになっているので……。

    それはさておき、あの美しい絵が
    マンガ作品より不気味で不穏な空気を醸して迫ってきて、
    ある種のいかがわしさまで感じさせるほど。
    繰り返しページを開いて鑑賞したくなります。
    本当は、元の紙の本で読みたいところですが。

  • あなたは眠りと覚醒の岸辺で幾重にも重ねられた夜の闇にくるまり、ひややかな月の光を浴びながら、白銀のノイズを聞いている。夢があなたを呼んでいる。あなたの意識は蝶となって鏡の町を飛びまわり、逆しまの世界の深淵へ、無限に増殖する彼方へとむかってゆく。

    あなたは蝶に夢見られた人間、ひとむかし前に語られた物語の影、朽ちてゆく遊星の記憶。

    眠りは一時的な死であって、あなたの意識がその体に戻ってこられる保証はどこにもないのだから、夢に取り憑かれるのは危険だ。
    水銀の幕の向こうにゆめゆめ魂を落とさぬよう、お気をつけあそばせ。

  • 小泉八雲さんの言葉を引用した冒頭から始まる、見開きに一つの詩と絵を収録した画集。漫画家とは思えない、緻密で幻想的な世界観の絵と、その絵に寄り添う言葉たち。正直凄すぎて感想書けません〜(ノ_<)内田さんの最高傑作『星の時計Liddell』をご存知の方なら分かるはず。てか『星の時計Liddell』も『草迷宮・草空間』も圧倒されて感想書いてないだよね……。凄いのは分かるんだけれども。上手く説明できなくて申し訳ありません……。収録タイトルはAmazonのレビューで丁寧に書いていらっしゃる方がいますので、参考にしてみてください。それにしても2013年7月時点で23000円越えとる((((;゚Д゚)))))))復刊してください……。

  • 美しくて奇妙な絵と死の本。
    言い回しとかが昔の本みていでとてもきれいです。

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