和の構造―ギリシア思想との比較において (1979年)

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  • 北樹出版
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  • 第四章ソクタテスとわれわれ、で『最近では日本人は、ヨーロッパの技術を修得したことから、もはやヨーロッパから学ぶべき思想はないかのように錯覚し、はては、ヨーロッパの学問や知恵の限界を指摘し、ヨーロッパは、今や東洋や日本に目を向けたおり、日本人は日本の思想に自信をもって、これを見直すべきだという意見も出てきている。・・・。クールに見るとは、自分を対象化し、客観視することだと思う。・・・客観視する精神こそ、お前と俺という二人称的世界から、三人称的世界へ移ることであって、・・・これこそわれわれがヨーロッパから、またギリシャ・ハイウェイーから学ぶべきものだと思うのである。』p174より、紹介。非常に多くの示唆が含まれ昭和54年に書かれたこの本には、いま、改めてこの著作に敬意を表するものです。神田に感謝。

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