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感想・レビュー・書評
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母が見ていたドラマにはまって家にあった小説を読んでから、早30年以上。
今でも年に2回は最低でも読み返す、私のこの世で一番好きな本です。
構成といい、ストーリーといい本当に惚れ惚れします。悪女か否か、それはどうでもいい。
騙された人も、これだけの大物と関わったことで非凡でドラマチックな人生となったこと、感慨深くかみしめてもいいのかも・・・と私は思ってます。まああ・・とか愛ですわ、夢ですわ・・・は結構私は身についちゃって、よく使ってます、ははっ!でも君子には当然なれはしない・・・。 -
あなたは他人からどう見られている?
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小悪魔ブームなんか目じゃねぇよ、というお話。
ここまで思う存分やりたいようにやり抜く女っていうのは逆に清清しいな。それでいて悪い印象ばっかり与えている訳ではない(むしろ好印象を受けている人が多い)っていうのは、計算だと分かっていてもすごいとしか言い様がない。
時代が時代だし、こうでもしないと満足できる人生を送れないって本能的に察知していたのかもしれんが。本当に幸せだったのかという疑問は残るけど、最後の次男の証言だけで彼女は報われるんだろうな。
どっちにしても、たいした女だよ。 -
友人一押しの一冊。有吉佐和子さんすごい、に尽きる。なんで今までこの人の本を読んでこなかったのか。こんな本書ける人ってどんな人なんだろう、って公子と同じくらい有吉さんに興味を持ってしまったので、すぐ他の作品読まなきゃって思った。
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テレビでみたあとだけどちゃんと読めた!
ストーリー知ってるとあんまり読めないんだけと読めた。
おもしろい~。
ほんとはどういう人だったんだろう。
計算だったのかな、純粋だったのかな。
夢のなかで生きていたのかな。 -
27人の人が語った主人公「富小路公子」の話ですが、本人からのことばが一切ないという手法がこの小説の魅力になっています。とにかく面白かったけど、こういう天才的な嘘つきが周りにいたら大変だろうなぁとも思いながら読みました。
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これはすごい!エリカ様のイメージがピッタリすぎる!証言形式もおもしろい。
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再読。1978年の作品。
自殺か他殺か判断がつかない状況で亡くなった女実業家、富小路公子について、27人の証言者が語るという形式の話。
誉める人もあれぱ嫌悪する人もあり。
非常に面白いのだが、27人は多すぎて飽きてしまう。
歌舞伎でいう「色悪」検索してみました。めちゃかっこよくて、女を平気で振る冷血さと悪事を働く狡賢さを併せ持つ主人公のラ...
歌舞伎でいう「色悪」検索してみました。めちゃかっこよくて、女を平気で振る冷血さと悪事を働く狡賢さを併せ持つ主人公のライバル的存在なんですね。色悪が悪女の男版だとすると、公子は悪女とするにはあまりにも無自覚な気がします。いろんな人に憑依しちゃってるような感じ。それが逆に怖い!と思いました。
有吉さんに遊ばれて楽しかったです♪
わたしも有吉さんに弄ばれたくなっちゃいました(笑)近いうちに再読します!
歌舞伎の「色悪」知らなか...
わたしも有吉さんに弄ばれたくなっちゃいました(笑)近いうちに再読します!
歌舞伎の「色悪」知らなかったのですが、そちらはなんだかんだかっこよいですね。111108さんのおっしゃる通り、確かに公子は意識的な手練の悪ではなさそうで、その得体の知れなさは不気味です…!
公子はどうだったんだろうと考えれば考えるほど、公子自身の語りがなく、答え合わせ的なことをしていないこの作品の(有吉さんの)凄みを感じます…!
ロッキーさん、もしまた再読されたらぜひご感想を♪