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感想・レビュー・書評

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  • タイトルは「警官殺し」だが、中心となっているのは別の事件。
    いつものようにストックホルム警視庁の二人が、田舎で起きた事件に駆り出される。
    そのローカルな警官、オーライとのやりとりにとても好感が持てる書き出しで始まる。
    しかし事件はなかなか解決できずに、ページ数半分以上が過ぎた頃に警官殺し事件が起こる。
    さらにその事件と最初の事件とのつながりは全く読めない時間が続くが最後にはすべてつながり、気持ちの良い終わり方をする。
    途中から犯人が気になりあっという間に読み終わった。
    面白かった。

  • 7月24日読了。図書館。シリーズ9作め。

  • 強盗事件を追っていたベックとコルベリはスウェーデン南部の田舎町で起きた女性の失踪事件を命じられる。
    田舎の気のいい警官オーライと警察犬ティミーとともに捜査をすすめていく。

    世界からは福祉国家スウェーデンと言われる中、不況に人びとは荒れ、若者達の居場所もなくなっていく社会。
    世界中を周った船長の言葉が刺さります。

    オーライがすごく良い人なのが救い。

  • 手に入った物から読むしかないので、時系列が無茶苦茶なんだが、今回ベックはマルメと言う牧歌的な街で起こった女性失踪事件の捜査の為、先乗りで一人到着する。家屋と交番が一緒になっているような街の唯一の警官であるオーライが捜査の足代わりになってくれて、なんだかのんびり捜査に取り掛かっているようだが、殺人課のいつもの面々との距離を置いた連携には安心と信頼を持って読むことが出来る。

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著者プロフィール

1935年、ストックホルム生まれ。雑誌記者・編集者を経て65年から10年間ペール・ヴァールーとマルティン・ベックシリーズを10作書き上げる。ストックホルムに詳しく、マルティン・ベックシリーズの陰の主役ストックホルムの町と人々の暮らしの卓越した描写はマイの功績。現在ノルウェー語、デンマーク語、英語の翻訳者。

「2017年 『バルコニーの男 刑事マルティン・ベック』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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