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- Amazon.co.jp ・本 (203ページ)
感想・レビュー・書評
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どろなわ式でよく、部分でやってもよい。ただし個別最適にならないようパターンにはまっていることを診断すると。あくまでもグランドデザインではなく、パターンなのね。アレグザンダー先生の著作ではじめて腹に落ちました。コレを最初に読んでたら他の著作も腹落ちしてたかも。
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プロジェクト内のステークホルダーの意思疎通の難しさを揶揄した「木にブランコが絡まってるイラスト」で有名なネタの引用元資料。
アラレグザンダーはソフトウェアのデザインパターンで有名だけど、本来は建築の人。この本は1970年代に都市計画に関して書かれたもの。
都市計画を実施する場合、最初に完璧なマスタープランを立てるのは不可能(環境は変遷する)なので、住む人を巻き込んで漸次的に進めるのが良いと主張している。
なんかアジャイルな感じで、ソフトウェア畑の人に多く引用されるのも納得だね。
1970年代に建築の世界では設計万能主義への見直しが起き、その後を追うように2000年代になってソフトウェアの世界でもアジャイルやリーンの様な手法が出てきたのかな、などと歴史を感じる…。
ところで、その後、建築の世界ではアレグザンダーの主張がどうなったかよく知らないのだけれど、本書で述べられているような試みは成功したのだろうか?
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