隅の老人の事件簿 (1977年) (創元推理文庫)

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  • 『フェンチャーチ街の謎』
    行方不明になったカーショウ氏。かつて殺人を犯したロシアに移住した富豪スメザーストを強請ろうと計画していたカーショウ。発見された顔の無い遺体。逮捕されたスメザースト氏。裁判で明かされる死体発見後のカーショウ氏の目撃証言。

    『地下鉄の怪事件』
    地下鉄の1等車で発見されたヘイゼルディーン夫人の遺体。夫人の愛人の夫ヘイゼルディーン氏の友人エリンクトンの逮捕。目撃された謎の人物。毒を夫人に盛った方法の謎。

    『ミス・エリオット事件』

    メスで喉を切られ凶器のメスを握って死んでいた女医エリオット。エリオットが告発しようとしていた病院の不正。エリオットと共にいた夜会服の男ステイプルトン博士の証言と目撃証言の食い違い。

    『ダートムア・テラスの悲劇』
    自分の意にそぐわぬ結婚をした息子ウィリアムを排斥し新たにウィリアム・ブロッグズ青年を養子としたユール夫人。夫人の階段からの転落死。死の直前面会していた謎の夫人。ブロッグズ青年を遺産の受取人とした遺言書の紛失。

    『ペブマーシュ殺し』
    未婚の老婦人ペブマーシュ殺害事件。発見者である姪のパメラ。外出した使用人。屋敷に一人となった老婦人。ペブマーシュ夫人が握るド・シャヴィス卿夫人のスキャンダル。そのネタで夫人を強請るパミラ。交渉中の夫の外出。

    『リッスン・グローヴの謎』
    外出から帰宅したアーミリア。身体に障害を持った父ダイク氏の行方不明事件。発見された遺体。アーミリアの交際相手アルフレッド・ワイヤット。二人の交際に反対のダイク。ドライブに出かけるアーミリアの大きな毛布の謎。

    『トレーマン事件』
    パリにおいて馬車の中で刺殺された謎の男。トレーマン伯爵家の正当な相続人であると名乗るフィリップ。ロンドンでのフィリップの死。馬車での刺殺。遺体の検死においてウィリアム・コリンズという名の青年の浮上。2つの事件の関連とペテン師とよんでいたフィリップを相続人として認めたトレーマン伯爵の謎。

    『商船〈アルテミス号〉の危難』
    旅順港に大砲を運ぶアルテミス号。マーカム大佐のスパイ容疑。ロシア人の陰謀。

    『コリーニ伯爵の失踪』
    外国から帰国したアリス。後見人のレジナルド・ターナー卿とヒューバート・ターナー兄弟。アリスとヒューバートとの婚約。ブラッケンベリー夫人の横やり紹介されたコリーニ伯爵。コリーニ伯爵にひかれるアリス。失踪する伯爵。

    『エアシャムの惨劇』
    エアシャム村でのマット・ニュートン殺害事件。マットの娘メアリーの駆け落ち事件。メアリの恋人候補だったレッドベリー氏と兄のウォルタートン卿の秘密。

    『〈バーンデール荘園〉の惨劇』
    マダム・ケナール殺害事件。マダムの甥バーンズデール卿の妻のブリッジ狂い。スキャンダルにすると言って脅しつけるマダム。妻の作った借金。

    『リージェント・パークの殺人』
    「人殺し」の声と2発の銃声後見つかったコーエン氏の遺体。コーエン氏に手ひどく賭けに負けたジョン・アシュリーの逮捕。

    『隅の老人最後の事件』
    ルーベンス・スタジオで発見されたオウエン夫人の遺体。鈍器で殴られ雪の中での凍死。逮捕された容疑者。現場に残された結び目からポリーの導きだした結論。

     2010年9月1日読了

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著者プロフィール

1865-1947。ハンガリー低地地方のターナ= オルスに生まれる。14 歳でロンドンに移住。1901 年から『ロイヤル・マガジン』誌で「隅の老人」シリーズの連載を開始。本作の主人公はのちに「シャーロック・ホームズのライバルたち」に数えられ、「安楽椅子探偵」の嚆矢ともされる。他の代表作に、1905 年に演劇として上演され、小説も10冊以上が刊行された「紅はこべ」シリーズなど。

「2019年 『世界名作探偵小説選』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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