死刑への偽証―プラウ・ボーイ (1971年)

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感想・レビュー・書評

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  • 「殺人者たちの午後」の著者の旧著。かなり初期の作品であるためか、後年「テープレコーダーの魔術師」と呼ばれた片鱗は窺えるものの、仕上がりは「普通」のノンフィクションに近い。
    原著も古いのだが、それ以上に翻訳がかなり古い。大時代な隠語をやたら振りかざす不良少年たちや、労働者階級とも思えぬ「ざあます」もどきの主人公の家族など、1971年当時としても古色蒼然だったのではあるまいか。
    事件自体も、郊外の街のごろつき同士で刺したの刺されたのというもの。警察・司法・不良仲間の三者が、それぞれの思惑から期せずしてグルになったかのような冤罪の構造はかなり悪質だが、40年という歳月を乗り越えてまで読むべき書とは残念ながら言いがたい。

    2011/2/17読了

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