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感想・レビュー・書評
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6篇の作品をまとめた作品集。それぞれ別個な物語だが、魔性的な女主人公をもつところに共通点がある。
侵犯しがたい美、横溢するエロス、彼女たちの足元に跪くほか術のない男たち。バルベーは女性の美しさ気高さ邪悪さを描くのが本当にうまい。完成度の高さは頭をくらくらさせる。
また、世界幻想文学大系版の装丁はこの作品にとてもマッチしている。ちくま文庫もあるが、古書価の安い大系版がオススメです。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
「魔性の女」というテーマで集めた短編集、ということに
なるだろうか。ただし現代の基準で考えるとかなりおとな
しめの「魔性」ではある。
全部で6本の小説を収録しているのだが、幻想味があるのは
最初の「深紅のカーテン」くらいで、ほぼ「幻想小説」では
ないような気がする。独特の文体と雰囲気は楽しむことが
出来たが。
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