武士道―文武両道の思想 (1971年) (角川選書)

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  • 勝海舟との比較
    禅によって剣を極める

    【武士道の要素-四つの恩】
    ①父母の恩
    ②衆生の恩
    ③国王の恩              (一切衆生国王を持って根本となす)
    ④三宝(仏・法・僧)の恩


    【六道】
    ①天人道
    ②人間道
    ③畜生道
    ④阿修羅道
    ⑤餓鬼道
    ⑥地獄道

    【人間(武士)の品定め】from中江藤樹
    上:明徳十分に明らかに名利私欲の患いなく、仁義の大勇ありて、文武兼ね備わりたる
    中:十分に明徳は明らかならねど、財宝利欲の迷いなく、巧妙節義を身にかえて守りぬる
    下;おもむきばかり義理だてして、心には財宝利欲、立身をのみ無さぶりぬる

  • 【目的】:鉄舟の武士道とは何か知りたい。<BR>
    ・四恩(父母、衆生(社会)、国王(天皇)、三宝(仏法僧))への至誠。至善。道徳。<BR>
    ・人は至誠をもって四恩の鴻徳を奉答し、誠をもって私を殺して万機に接する。忠孝報恩。<BR>
    ・維新・開国の功労は江戸幕府にもある。その鴻恩に感謝。<BR>
    ・武士道の精神をもって科学的外形の手足を使用していく。心と芸の両立。知徳不二。文武両道。<BR>
    ・武士道に男女の区別なし。<BR>
    ・時に当たって一身を投げ打つにも、理由、結果、影響を見定めることが肝要。<BR>
    <BR>
    #禅と剣の修行、幕府と朝廷に仕えた体験に培われた武士道だと感じた。<BR>
    #本来の滅私奉公の意味を知った感じがする。<BR>
    6-5<BR>

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