世界の文学〈28〉フォースター―新集 (1970年)天使も踏むを恐れるところ ハワーズ・エンド

3.00
  • (0)
  • (0)
  • (2)
  • (0)
  • (0)
本棚登録 : 5
感想 : 1
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 「ハワーズ・エンド」を読了.この本の所収は小池滋訳.

    話の展開が波瀾万丈なわけでもなく,姉妹のいろいろな価値観の相違をめぐる会話が延々と続く.でもあきることもなく,長い話を最後まで読んでしまった.

    どうも,ストレートな書き方ではないので,うまくまとめられないが,たぶん,価値観の違う他人を赦すことの大切さが主題なのだろう.

    相手を認め赦す,逆に赦されるというのはどちらも難しい.
    そして,何でもお見通しという感じのマーガレットのような相手に赦されることを大変だと思わないのにはウィルコックス氏のような一種の鈍感さが必要で,矛盾するようだが,彼のそういう部分こそがマーガレットを惹きつけたのだろう.

    正直にいえば,私,マーガレットが苦手です.

全1件中 1 - 1件を表示

フォースターの作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×