リア王 (1967年) (新潮文庫)

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感想・レビュー・書評

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  • いわゆる4大悲劇の一つ。道化が重要な役割を果たしていると感じた。

  • よく解らなかった(笑)

  • 積ん読を再読。『ロミオとジュリエット』や『ハムレット』より壮大である。親子の情愛というものが消え去った憎しみの世界を描いている。リアと三人の娘、ゴネリル・リーガン・コーデリアの話しと、グロスター伯爵と二人の息子、エドガーとエドマンドの話しが組み合わさり、ブリテンとフランスの戦争がからまる。リアとグロスターの話しは相似になっており、手厚くした子供に手ひどく裏切られ、冷遇した子供に救われるという形式をとる。権力をにぎったエドマンドに対しては、ゴネリル・リーガンの三角関係も成立している。生き残るのは、ゴネリルの夫、アルバニーと、諫言がもとでリアのもとから追放されながらもリアを助け続けたケント泊、エドマンドに陥れられながらも狂人をいつわり、生き延びて敵をうったエドガー、この三人のみで、心優しいコーデリアも、過ちを悔いていたリアもすべて死ぬ。権力者は途中で下りられないという恐ろしさを感じる。

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著者プロフィール

1564-1616。イギリスの劇作家・詩人。悲劇喜劇史劇をふくむ36編の脚本と154編からなる14行詩(ソネット)を書いた。その作品の言語的豊かさ、演劇的世界観・人間像は現代においてもなお、魅力を放ち続けている。

「2019年 『ヘンリー五世 シェイクスピア全集30巻』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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