世俗都市 (1967年)

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  • 友人に勧められ購入。絶版だったがアマゾンでかろうじて在庫を発見した。神学を独自に学びつつ、しかし解放の神学にはなかなか手をつけられずにいたので、その流れの中では初めての体験となった。60年代の著ではあるが、それでも感じることは、神学はここまで進んでいる、ということであった。新正統主義、バルトなどの清廉さにどこか信仰的な慰めを感じつつ、そこで学びをとどめていたことに不遜を感じる。
     テーマは、タイトルのごとく「世俗化」。宗教においての世俗化は堕落である、と考えられてしまいがちだが(実際に私も強烈にそのように感じていた一人である)、神学を独立した学問とするのではなく、現代の我々を正しく神に導くものであると考えたときに、世俗化のとらえ方を正していかなければならない。

    続けて再読し、さらに理解を深めようと思う。

    13/6/9

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