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感想・レビュー・書評
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女主人公・市子と、2人の男の話。
こう書くと三角関係のようですが、タイトル通り「男友達」です。一風変わった関係を男友達と続けています。彼のことは名前で書かれているのに、方や恋人は松井、と名字で書かれています。河野多恵子さんおなじみのマゾヒズムが絡んでいるからかと、勘ぐりたくなってしまう。
マゾヒズムと暴力は双生児のようで、全く別物。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
(間借りです)
「男友達」河野多恵子著、角川文庫、1972.04.15
p226 ¥140 (1973.06.06読了)(1973.05.12購入)
*解説目録より*
婚期をのがしかかっている市子は幼友達の野上に惹かれて上京はしたが、自動車事故の負債をおい、結婚もままならない男との異常性愛におぼれている毎日であった。日常を執拗に凝視し、その中にひそむ或るおそれの影を描き、意識と存在のからみ合いとしての人間を捉えようとした秀作。著者、初の長編小説。
☆関連図書(既読)
「幼児狩り・蟹」河野多恵子著、新潮文庫、1973.04.30
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