世界文学全集〈第64〉サルトル (1968年)壁・エロストラート・水いらず・出口なし・恭しき娼婦・狂気と天才・アルトナの幽閉者・トロイアの女たち
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感想・レビュー・書評
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<トロイアの女たち>基本的にトロイアの戦いを知らないとワケワカメww読後調べました。
敗戦した側の悲劇的台詞には本当に痛々しいものがあった。
原作を脚色加筆したというけれど、う~ん、神々の報復を彷彿とさせるあたりなどはそうなのかしら。
<出口なし>有名な作品だよね、題名が魅力的だし。
でも同時に申命記を読んでいたため、サルトルの描く地獄の「甘さ」「楽さ」ばかりが感じられ、こんな地獄だったら進んで行きたい、と思う人もいるだろう。
ダメだな、精神の苦痛には私おおよそ共感出来ないね。
<恭しき娼婦>痛ましい話だ。映画化されて当然という作品かも。アラバマ物語や、奇妙な果実を思い出す。
内容は確かに哲学的で一時代の流行はあったと思うが、私にとってサルトルは生涯抱えておくべき本とは思われない。ということで本書は廃棄の方向へ詳細をみるコメント0件をすべて表示
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