若き詩人への手紙・若き女性への手紙 (1953年) (新潮文庫〈第486〉)

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感想・レビュー・書評

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  • タイミングや関わりというのは、『自然』が持っているもの。自分が操作するものではない。

  • ちなみに詩じゃないです。

    これはファンからの手紙に対するリルケの返信をまとめたものどす。

    個人的には女性への〜のほうがスキ。

    ぶっちゃけ詩読まないので、リルケがどんな詩人なのか全然知りませんが、この本からしてなんか・・・表現が婉曲的・・・遠まわし・・ていうかまわりくどい。              

                                                                                   

    ちらと引用すると、

    "「堪えきれぬ深さ」を持った夜こそ、人間の欲してやまないものかもしれません"

    なぜなら"そこからのがれ出るには創作するよりほかにないからです"。

    "あなたの内部に起こる出来事は、あなたの全幅の愛に値します"。               

                                                             

    リルケ的にはそんな夜すら「オイシイ」と思えてしまう。

    つまり人生、ネタってことですね。

    という、ちょっと格言めいたセリフが随所にちりばめられていて、読み応えはバッチリです。

    この筆まめさ! すげーす。

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