怖るべき子供たち (1953年) (角川文庫〈第588〉)

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  • 子供は大人が持っているような、
    穢れ、汚れ、いやらしさ、性欲、罪悪、妄執、堕落、欺瞞、詭弁、無常、冒瀆、高慢、嫉妬、貪欲、強欲、怠惰、傲慢、排斥、捏造、偽善、虚無、執拗さ、血腥さ、猜疑心、蹂躙、凌辱、不安、危惧、禁忌、制限、常識、建前、排他、攻撃、暴力、戦争、武器、兵器、阿諛、混沌、無意識、トラウマ、誹謗、最果てエトセトラエトセトラ。
    それらを持たないから、子供は大人から見たら怖ろしいんだろう。

  • なかなか映画で見れないので手にした一冊。
    「東郷青児の訳でいいのか?このまま読み進んでいいのか?」
    途中ですっごく迷った。

    なんか、非常にヨーロッパ的な、青少年期における狂気のオンパレードっていう感想。若さをここまで美化するならそれはもう文化と呼んでしまおう!同時に老いの美学も持つんだから、面白いな。

  • 詩小説という意味が何となく分かった。子供も大人も自分を正確に記述できない。

  • コクトーは何冊か持っているけど初めて手にしたのはこの本。今更、翻訳が東郷青児だと気付く。彼の絵はあまりしっかり観た事がないが、気になった。
    彼らのうち誰一人として大人にならずに出かけていく。アガートは取り残される。ジェラールは大人になったから不在なのかもしれない。

    中学生のころは、エリザベートが大人びて見えたのに。

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