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- / ISBN・EAN: 4560285900137
感想・レビュー・書評
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ローレン・バコールといえば、自分は『オリエント急行殺人事件』や『ラスト・シューティスト』などを昔テレビの洋画劇場で観たなあという世代なのですが、夫・ハンフリー・ボガードと共演した本作は彼女の代表作のひとつといえるでしょうね。昔、レンタルビデオで観たかなあ・・・。
1946年ワーナーブラザーズ。監督はハワード・ホークスで、原作はレイモンド・チャンドラーの『大いなる眠り』です。主演は立ち振る舞いがカッコ良過ぎるフィリップ・マーロウことボギー。そして、ヒロインは今回も横目づかいが印象的なローレン・バコールです。自分としては最初に登場したビビアン(ローレン・バコール)の妹役のカルメン(マーサ・ヴィッカーズ)の生脚にノックアウトでしたが・・・。(笑)
探偵フィリップ・マーロウは富豪の元将軍宅に招かれ、そこで美人姉妹に出会った。依頼主は父である元将軍。依頼内容は妹の借金をネタに脅迫されているのを止めさせてほしいと。少し前に元将軍のボディーガードも失踪したことを知ったマーロウは事件には裏があるとにらんだが、突き止めた脅迫者の家で張り込みをしていたところ、家の中から悲鳴があがり、踏み込んだマーロウはそこで脅迫者と思しき人物の死体を見つけた。そしてそばには妹のカルメンもいて・・・。
ストーリーは次第に込み入ってきて、だんだんとわからなくなっていく部分もあるのですが、そんなことはまあいいか、と思えるほどにボギーのセリフとたたずまいにはいちいちシビれます。(笑)まさに一匹狼。しかも洗練されたオーラ。ハンフリー・ボガードならではのハードボイルドぶりです!このように世の中を渡っていければサイコーでしょうね。(笑)
そして、ローレン・バコール。あのハスキー・ボイスと横目はいつまでも健在です。物凄い美人というわけでもないのですが(失礼!)、こうしたアクセントで魅せる女優さんなんですよね。そして、知性を表面に出した雰囲気もローレン・バコールならではで、そうした風格は、まさにボギーの相手役にはぴったりだったと思います。
結局、ストーリーとしては何が起きていたのだ?という基本構成がいまひとつ映画ではピンとこなかったのですが(笑)、これはフィリップ・マーロウの活躍を楽しむ映画なので、これで充分のような気がします。(笑)ボギーと一緒のこの映画でローレン・バコールもいつまでも輝き続けることでしょう。
謹んでご冥福をお祈りいたします。
コメントしたつもりで観に来たら、あらら、空白でした(笑)
「投稿」をクリックするのをしばしば忘れてしまいま...
コメントしたつもりで観に来たら、あらら、空白でした(笑)
「投稿」をクリックするのをしばしば忘れてしまいます。。
ローレン・バコールはこの映画と、あとは『百万長者と結婚する方』が印象的です。
まだ子どもだったせいか、モンローが気持ち悪くて、この人はひたすらかっこ良く見えました。白目が多いところも(笑)
ボギーはどんどん売れていくバコールに嫉妬していたなんて一説もありますね。
25も年下の妻なのに、ボギーってば可愛いです。
チャンドラーの原作も面白かったし、この映画も良かったなぁ。
いつになったら3つ数えるのかなって、ワクワクして待っていたのを思い出し、懐かしくなりました。
楽しいレビュー、ありがとうございました!
コメントいただきありがとうございます!(^o^)/
あらら。それは書き直しならなかったと祈るばかり...
コメントいただきありがとうございます!(^o^)/
あらら。それは書き直しならなかったと祈るばかりです。(>_<)
ちなみに自分もパソコンのフリーズ等で、入力した文章が消えてしまったことがありますが、これはかなり力が抜けてしまいますよね・・・。
おーそうですか。『百万長者と結婚する方法』にも出演しておられましたか。自分はこの映画は観たような観ないようなという感じなんですが、あまりにもマリリン・モンローの印象が強過ぎて気が付きませんでした。DVDのジャケットのせいですかね?(笑)
男の嫉妬。まあ若い奥さんだと格別なものもあるかもしれませんね。
「俺のお・か・げ!」みたいな感じでしょうか。(笑)まあ、ボギーったら!(笑)
本当に「三つ数えろ」っていつ数えるんだ?と思いましたよ。(笑)しかし、ああいうシーンでとは!冷静に考えるとかなり残酷な数え方のような気もします。(笑)現在ですとこういう邦題はブラック過ぎてあり得ないんじゃないでしょうかね?(笑)