サンシャイン2057 [DVD]

監督 : ダニー・ボイル 
出演 : クリス・エヴァンス  真田広之  キリアン・マーフィ  ミシェル・ヨー 
  • 20世紀フォックスホームエンターテイメントジャパン
2.98
  • (5)
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  • (62)
  • (33)
  • (6)
本棚登録 : 235
感想 : 48
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  • Amazon.co.jp ・映画
  • / ISBN・EAN: 4988142567420

感想・レビュー・書評

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  • 誰かがあそこまで運ばなければならない…

    衰えたとはいえ直視することさえ出来ない太陽に対し、
    まるでコウモリ傘の陰にでも隠れるかのように、
    遮蔽シールドを盾に一か八か太陽に肉薄していく宇宙船…
    運ぶのは核兵器一発…太陽の内部で爆発させ、
    連鎖反応によりもう一度太陽を生き返らせ…
    チャンスはたった一度だけ。

    この映画は、故郷の地球に住む人々からは知られることもなく、
    太陽にもう一度火を灯すことにより、
    命を懸けて未来をつなごうとする8人の男女のハードな物語です。

    ところで、この映画の中で一瞬とても気味が悪い瞬間…
    ミッション中に消息を絶ったイカルス1号の船内探索する際に
    突然映像に表れるサブリミナルイメージ…
    セリフには表現されていないが、瞬間的に見える、
    既にいないクルーたちの無邪気な笑顔は、
    ボクに声もなく語りかけてくる…

    「我々はかつてここにいたのだ」

    我々人類もいつかそのような声なき言葉を発するしかない、
    「かつての存在」となる未来を選択するのだろうか?
    そんなことを、映画を見ながら、ふと思った。

    無機質な船内に人工的に再現されたシダの群生。
    水、空気、ほど良い陽の光…地球環境を再現した
    バーチャル映像の部屋。
    宇宙では人間は生きられない…

    わずかな酸素の増減で数学的に命を左右され、
    ひとつの新芽の発芽に喜びを表すクルー…彼らの苦悩を見て、
    この地球で生きているという、奇跡的な出来事を、
    美しい映像表現の中で強く感じさせられます。

    いつも確かにそこにあるのに見つめることのない太陽…
    塵によるフィルターを通して見る夕陽でもない限り
    まともに太陽を見ることなどできやしない…
    でも、この映画はなんだか太陽を見たような気がしてきます。

    見つめることのできない太陽が確かなものであるのと同じほど、
    人が今ここにいる…というのも確かな出来事。

    「カネダ…何が見える…? カネダ…?」
    完全に身を晒し、真っ直ぐに太陽を凝視することになる彼は、
    かき消える瞬間…本当にあの時に何を見たのだろうか?

    詩情感が滲む映像の美しさは、数あるSF映画の中でも秀逸です。
    特にクルー全員が、太陽と自分たちの間を
    音もなく横切る水星のシルエットを見つめるシーンは
    何か心に滲みる。

    スターウォーズなどに代表されようなスペースオペラが、
    あまり心に響かないような人にはお奨めのハードSFという感じです。

  • 2007年日本
    キリアン・マーフィ、トロイ・ギャリティ、真田広之



    真田広之、、、、脚本選べよ!!
    この作品は何なんでしょう?
    太陽に核爆弾、アトムか?と思ったけどアルマゲドン?エイリアン?何?何?何?


    ★1つでもよかったかも、、、

  •  衰えた太陽を蘇らせる為に人類の存亡を賭けて太陽へ向かう宇宙船。しかし、連絡を断った1号を発見し。。。

     真田広之やクリス・エヴァンスなど豪華なキャスティング。太陽光の描写も美しさと怖さがあって良い。ストーリーも全体的に緊迫感があって、途中までグイグイ見せてくれる。
     なのに、終わりまで見るとあらっ?となる。誰も助からないのは想定内だからいいとしても、1号の生き残りの描写が中途半端で、話がぼやけてしまった印象。

  • 内容が分からない。。

  • 「サタ☆シネ」にて。たしかに「クライシス2050」を思い出す設定で、だからこんな邦題にしたんでしょうか。でもこんな昔のB級映画のタイトルをパクって何の得があるのかな。私は中学生のときに劇場にまで行って観てるからよく覚えてるんですけど(笑)

    遺棄された宇宙船をめぐってのサスペンスの部分はなかなか面白くて、「乗組員が1人多い!」ってところも面白い。でも結局、頭の狂った○○が襲ってくるという陳腐なホラー展開にがっかり。

  • イギリス製作とのことで、いろいろ英国らしい作品。
    でもサスペンスホラーの要素って必要だったのでしょうか?
    そのせいで悲壮な旅路に理知的に対処する乗組員の話が
    一気にB級SFの方向に行ってしまったような気が。
    あの彼はどんだけ超人なんだろう・・・ってかんじだし^^;

  • 途中からだけれど久しぶりに見入った映画。言いたいことがはっきりしていて、かつ細かいところまで作り込まれているのが素晴らしかった。

    あと名前の付け方ね。
    見終わってこの映画のコンセプトに思いを馳せた時にああ!って納得できる。

    映像も凝っていて、個人個人の視点と心理が上手に表されていてぐっときた。

  • 消息を絶った宇宙船の元船長がラスボスってのが、ありきたり過ぎて、品がなく、しょぼい。

  • 宇宙飛行士という人物は狭い空間で長期間集団生活を送らないといけないため、協調性がある人が選ばれると聞いている。あれほど何度ももめている様子を見ると宇宙飛行士として選ばれた人たちのようには思えない。
    将来、誰でも行けるようになり、単に専門的な知識に優れる人が選ばれるようになるのかもしれないが。また緊急事態のため上記のような人選が行われなかったのかもしれないが、それでも・・・と思ってしまう。
    それは後半問題になる、イカロス1号の船長についても思える

  • ダニーボイルだから期待したけど2007年当時の最新VFXを駆使って時点でゼログラビティに勝てるはずが無くて、決して悪い映画じゃ無いのに無駄にしょぼく見えて、申し訳なくなった。
    とはいえ、映像はとても綺麗で、我らが真田広之も出ています。

  • よく分からない作品でした・・・
    途中までこの作品に引き込まれてましたが、後半、得体の知れないものが出てきて乗員を襲うとこからは???なカンジでありまして・・・

    見終わってなんかモヤモヤと・・・

    でももう一回観たい・・・のかも?このモヤモヤ感、疑問?謎?が晴れるのなら。

  • 映像の美しさと、萩尾望都っぽい宇宙船内の描写が好き。
    サブリミナルっぽい演出は気持ち悪いなぁ。マーク・ストロングはまともに顔が映らないのでファンとしてはさ
    みしい。

  • 真田さんかっこいいよね

  • 俺の時間を返してくれ!
    と声高々に叫びだしたくなる程に糞つまんねー映画でした。
    まず主人公は誰なの?
    結局それすら最後までわかりませんでした!!
    使い古しのネタとはいえ普通に作ってもそれなりに面白くなるネタだと思うんですが
    ただ、BGMとグラフィックはかっこいいです!

  • 監督ダニー・ボイルなんですよね?ちょっとグロいシーンの感じはダニー・ボイルテイストだなあとは思いました。
    映像はチープさも感じずSFとして観ていて違和感はありませんでした。
    地球を守るために一人ずつ犠牲になって行くとか生死の選択を迫られるとか何処かで見たことがあるような‥
    真田さんとキリアンが出ていたので☆がひとつ多め。

  • 単なる宇宙映画の枠組みに収まる事なく、宇宙という密閉空間においての人間の深層意識も織り混ぜてる点は面白かった。金色の宇宙服とか太陽の熱を防ぐシールドなどはデザイン的にも凝ってて良かった。途中に出てくるサブリミナルな演出は初見だと驚く事間違い無し

  • 評価が低いこともあって、最初は『2001年宇宙の旅』やらの真似事だろうと思ってたんだけど、最新のSFXをふんだんに使っていて映像だけで充分楽しめた。さすがダニー・ボイル、カメラワークが毎回のことながら良い。ストーリーでは後半、畳み掛けるようにアクシデントが多発して、その裏にはサスペンスや人間劇が含んでいて、なかなか面白かった。ただしオチは評価がわかれて納得。

  • [2007年作、TV録画鑑賞]
    太陽を扱ったSFとして面白かった、SFX部分も中々だし・・。乗組員8人のうち3人がアジア系というのもアジアの時代という現代を反映している。船長役の真田広之が冷静沈着で勇気もあり死に方も格好よくてもうけ役、日本人を船長にする配役もちょっとうれしい。でもフクシマ原発事故後ならこのキャスティングはなかっただろうな。宇宙船の中に地球のミニ生態系を作って航行する所はナルホドねという感じ。イカロス1号の生き残り船長が出てくる当たりからストーリー的に?かな。神の領域を冒すな、人類は滅亡せよと言いたい訳?人類を救う代表でしょ、精神的に危険性がある人物は選考課程で完全に排除されているはずだが。

  • 我らが日本代表、「真田広之」が宇宙船の船長をしてる映画。それだけでおすすめ。
    と言いたいところだけど、なかなか穴のある作品。とりあえずツッコミどころ満載、けど面白いから良いかなって感じ。途中の「ある演出」に違和感を感じる人もいるみたいではあるけど、自分的には良いものだと思いました。作品を引き締める意味ではよい演出だったのでは。
    粗があるくせに、太陽光を浴びるのが好きな奴は肌荒れが酷くしてあったりと、細かく設定してるのかなんなのか、よくわからなかった。
    後半の展開は無理矢理感が否めないけど、SF映画だし、そこはしょうがないかな。
    最後まで引き込まれて観てしまったという意味では面白かったです。

  • クライマックスはウソでしょって思う!
    宇宙の静けさ漂う雰囲気。

  • 私はアジア映画、歴史超大作スペクタクル映画の次に好きなのがSFです
    地球滅亡を救うとか、世界が何者かに攻撃されるとか、
    タイムスリップするとか、そういうのが無条件に好き♪

    なので何も考えず、宇宙モノで真田さんとミシェル姐さんが出ているというだけで
    よくわかんないけど期待して観に行きました『サンシャイン2057』

    何しろクルーの中で日本人の真田さんが船長ですよ!
    それだけでもすごい!って思うじゃありませんか
    ミシェル姐さんとラブ♪なシーンもあるのかしらんとそんな期待もしたりして(^^)

    どうせ誰も観ないでしょうからネタばれしますよ(笑)

    死にかけた太陽に核爆弾を撃ち込んで
    もう一度太陽を活性化させて
    冷えかけた地球を救うというプロジェクトのために
    8人のクルーが太陽へ向かって旅立ちました
    そのミッションは成功するのか
    地球を救えるのか!!

    『アルマゲドン』みたいなの想像してたら
    あれあれなんだか『2001年宇宙の旅』っぽい
    まあ映像綺麗だし、ちょっとミステリーっぽいわぁ
    どうなるのかしらってドキドキしてたら

    あ、いきなりキャプテン真田が死ぬのかよ~~!!
    なんで船長みずからお外に修理に行くんですかーー

    でもクールでダンディな真田船長めちゃめちゃかっこよかった
    いい役でした♪
    英語もすごく上手でした
    黄金甲みたいなきんぴかな宇宙服に身を包んで
    宇宙で太陽に焼かれちゃいました・・・

    はたしてミッションは成功するのーー?
    4人しかいないはずなのに
    5人いるって、5人目は誰なのーー?
    次から次に事件が起こりはらはらドキドキはいいんですが
    途中からゾンビみたいなのが出てきて
    (いつのまに船内に入ってきたのーーー)
    『エイリアン』?!

    ミシェル姐さんは得意のワイヤーアクションをやる間もなく
    背後から刺されて死んでしまいました(ありえない・・・)
    でも葉っぱの芽を大事に抱いて死んでいく姐さん
    とっても素敵でした・・・
    少なくとも他のクルーの死に方よりは
    真田さんとミシェル姐さんの死に方はかっこよかった

    そして最後に生き残ってはじめて
    あ、あなたが主役だったのね、知らなかったわキリアン・マーフィ
    顔がうすいから気づかなかった(^^;)

    最後はやっぱり宗教臭くなるのは
    やっぱり宇宙に行くと神体験するっていうし
    人間の小ささを思い知り、神の偉大さを感じるのよね
    だからこういうラストは私好きです

    核爆弾がどんどん核分裂を起こしていくって始めの方で説明するけど
    最後それが映像になって、それがとても綺麗
    主人公は死んでしまうけど
    それが見れて恍惚な表情を浮かべるのはわかるな~

    なんか最新鋭のVFXテクノロジーを駆使しているらしく
    さすがに映像は綺麗です 太陽♪

    それにすべてが宇宙船の中の密室劇なので
    役者さんたちの演技にかかってます
    なかなか皆さんよかったですよ
    私もすっかり引き込まれましたもん
    なんか合宿したとか言ってましたもんね

    でも一般ウケしないな
    ゾンビ映画になってるもんな(^^;)
    ホラー苦手だからホント怖かったヨーー
    でもこういう雰囲気めちゃめちゃ好きなので、よかったです

  • 後半がちょっと残念な感じだったかな。脱線してる感じがした。
    でも前半はなかなか面白かった。
    典型的なSF映画。

    あと、アングルがなんかなーと思うところが結構あった。宇宙空間だからそこは頑張ってもらわないと状況を把握できない。

    それと、サブリミナル効果だかなんだか知らないけど、船上員の顔がいきなり出てくるのにはビックリした。
    怖すぎ。
    あそこにサブリミナルを入れるのはちょっと理解ができない。
    ダニー・ボイルはなんであんなことしたんだろ…。全くもって謎だ。

  • 死にゆく太陽を蘇らせる為に選ばれた、宇宙飛行士達。
    太陽系の運命は彼らに任された。的な。
    点数はSFスリラー好き補正アリ。

  • イカロス一号の船長が任務放棄した理由はなんとなく納得できました
    各分野のスペシャリスト達はどこまでも(まあ、違うやつもいたけど)論理的で合理的。だからその考え・判断には心というものは存在しないんですね
    この任務遂行のためには心は存在してはならなかったのです
    一号の船長は太陽を神のように考え、それを人間という矮小な存在がどうこうしてよいものではないとした

    信じる神さまがいないからわたしには分からない
    (なんか、違う気もするけど…)

  • この出演者の中で真田広之が全く見劣りせず、
    ちょうどいい存在感。

    この映画のジャンルは何になるんだろう?
    途中からよくわからなくなっちゃった。

    -----
    2057年、人類は、太陽滅亡の危機を救えるのか?
    危険で予測不可能な旅が始まる

  • ジャンルの謎な盛沢山映画だった。
    もっかいしっかりあたま整理しながら見たい…かも。ホントもりだくさん。

  • ただのSFものだと思っていたら、後半まさかのサスペンス展開。濃い100分だった。全員が全員では無いが、人の命<ミッションな所にプロフェッショナルを感じた。特にメイスだっけ?アイツ。ただし、この騒動(?)の原因の男、テメーはダメだ。

    大きな傘付き宇宙船設定良かった。それと、イカロス一号の船内を探索する際に、フラッシュと共に浮かび上がるイカロス一号のクルーの顔。これ考えたの誰だよ怖すぎる。

  • 直視は元より宇宙船でさえ油断すればその身を灼かれてしまう太陽へと向かう任務は、いくら帰還プランが用意されているといっても命を落とすであろうことはほぼ確定的です。それでもなお、たとえ自分の命を奪う元凶であってもその偉大さと美しさに魅入られてしまう。そして観客にさえ「何か」を感じさせる迫力の映像美と壮麗な音楽。

    人は太陽に何を見るのか? 結局そこに答えはなく、人それぞれなのでしょう。ならば、後半のサスペンス的展開もイカロス1号の船長が至った考え(=神の如き太陽は絶対不可侵な存在で、自分だけがその恩恵に与れる選ばれし者でありたい)を表現したものであり、無下に否定はできません。

  • お昼にやってたので見た。

    真田広之が出てんじゃん!
    日本共同制作か?とちょっとビビる。
    真田が勝手に出てるだけだったよかったw

    あらすじはこう。
    太陽が活動を停止しちゃう。
    地球:(;゙゚'ω゚'):サムィー。
    だからロケットに乗って核を太陽にぶち込みに行くぜ!
    核ぶち込んでも太陽が機能するかは確率は半々だけど。

    それいけー!

    イカロス2号に乗って宇宙旅行中、電波を受信SOS!
    7年前にトライしたイカロス1号から。

    イカロス1号にも核があるからそれも使えば確率上がるかも!
    行こう行こう!
    いやそれは任務違反だ!

    殴り合いwww

    そんな情緒不安定な乗組員ですが
    進路を変更してイカロス1号へ向かう。

    こっからミス連発。

    あっという間に死ぬ真田広之。

    SFチックな映画なんだけどオカルトとかサスペンスとかみたく
    怖がらせてくる気配を漂わさた映画なので
    あとで生きてました!的な展開あるかな、と思ったんだけど・・・。 

    そんなわけで人死にまくり。
    どんどん死ぬ。

    イカロス1号についに到着!

    こっからが   本  番  だ

    SFだったのにホラー映画になってきたwww
    宇宙空間を宇宙服なしで移動したりやりたい放題。

    あまりのぶっ飛び具合にに途中集中してみれず、内容をググるハメにw

    感動のフィナーレは
    なんだか押し付けがましいなぁ的なヒューマンドラマみたいな

    何これ?

    って感じで終わり。

    期待しないでみればまぁいいんじゃないの?

  • サール(クリス=カーティス)の表情や行為に、太陽に対する愛が滲み出ていて面白かった。ストーリー自体はそんなに。

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